解凍されたまちー豊後高田市「昭和の町」
今年で5年目となり人気の観光スポットとなった「昭和の町」。国東半島の入り口にある大分県豊後高田市にあります。まちの活性化策として昭和30年代をテーマに取り組みが行われています。
豊後高田市は大阪などと結ぶ海運で栄えたまちで、その繁栄は鉄道が入るのを拒み、国道を拒むほどの勢いがありました。しかし、モタリゼーションの波には逆らえず、気が付くと時代に取り残され、急激な過疎化に直面してしまいます。まちは昭和30年代で時計を止めてしまい、その後は大型店の進出・撤退、郊外店の進出とさびれていき、「犬と猫しか歩いていない」といわれる商店街への道をたどりました。
何とかしなければ・・・商業関係者が各地の視察で行き着いた結論は、この商店街にしかないものを活かす、それが昭和30年代のまちでした。あまりに急激な過疎化は、逆にその後、各商店では近代化へあまり手が入っておらず、そのまま時代を凍結させていたのでした。少しずつ解凍されながら、ロマンのムードが広がり、そこに、福岡から20万点のコレクションを持つ小宮裕宣さんが移り住み、「駄菓子屋の夢博物館」を開くなど新たな昭和の色合いを重ねてきています。まちを歩くと、建物や風景、店先に並べられた「一店一宝」の品々は、訪れる人それぞれが持つ懐かしさをノックしてきます。
九州経済NOWで8月19日「昭和の町」を特集します。どうぞごらんになって下さい。(当時の学校給食、あげパンと鯨の竜田揚げは絶品でした)