にぎわい再生「コンパクトシティ」
今週の九州経済NOW特集では、「中心商店街再生のカギは?」をテーマに、青森市のまちづくり「コンパクトシティ」を取り上げました。
コンパクトシティは、都市機能を郊外への分散から、すでに社会的なインフラが整っている中心市街地に商業・交通・文化・教育・医療・福祉などあらゆるものを集積させ、効率的なまちに再生しようという考え方です。
10年前、全国の都市ではじめてコンンパクトシティを打ち出した青森市は、公共施設の再配置から行い、「街なか居住」を展開してきました。象徴的な開発ビル「アウガ」は、地下1階に「新鮮市場」、1階から4階は商業施設、5階から上は公共施設で、図書館を郊外から移転させるなどして、年間の入館者は約600万人、「アウガ」効果がまちににぎわいをもたらしています。また、借り上げ市営住宅を街なかに立て替えたり、居住エリアに高齢者向けマンションがそびえ立ち、人口集積がはかられています。職住が近接することで渋滞が解消され、交通弱者である高齢者が商店や公共施設を歩いて利用でき、無秩序な市街地拡大を防ぐ・・・さまざまな都市問題の解決策を提示しています。
こうした市街地拡大にブレーキをかけながら、中心部にエネルギーを集めていくというコンセンサスは、04年に30億円という除排雪費用の増大する豪雪地帯ならではの事情が後押ししました。
聞こえの良い「コンンパクトシティ」論は各地のまちづくりで言葉が踊りますが、こうした理解がきちんと得られるのか、「街なか居住」へのすみやかな推進ができるのか・・・さびれた中心商店街を助けるために居住者を集めていると考えてはいけないようです。












