新料金システムーオアシス・マキの挑戦
今、人気のピラティススタジオ。いち早くピラティスの可能性を感じた真木秀行社長は福岡市の天神・大名にピラティススタジオを開設、九州5スタジオ・7教室からこの1月に銀座へ進出しました。関東でも有数の規模と施設をもつ銀座を拠点に一気に全国展開をと目指しています。
この成功は真木社長にとって経営するフィットネスクラブの運営に影響を与えました。もともと住宅の設計・施工・インテリアを専門とするマキハウスが、スイミングスクールやスポーツクラブを影響継承して関連会社を立ち上げたことが始まりでした。アスリート出身でない真木社長の視点は従来のフィットネス業界の経営に一石を投じることになります。
フィットネスの経営は大体月1万円など固定会費でいろいろなサービスを原則無料で利用できるシステムとなっています。ところが、会員の7~8割は週1回でしか利用をしません。しだいに、会費は割高と感じられるようになり、脱会していきます。そこで、新規会員を募集、期間限定の割引あり・・・と広告費を投じながらの経営体力勝負となっていきます。施設側から考えると、会費を払ってくれて、施設をあまり利用しない客は、利益の上がる経営上都合の良い客で、頻繁に利用する客はコストのかかる客という矛盾が生じ、来ないことを前提とした経営となっていました。
真木社長はピラティススタジオの成功で、きちんとしたサービスを提供すれば顧客は対価を喜んで払ってくれるという自信を得たといいます。そこで、運営するフィットネスクラブの料金で、月会費を低額にして、利用料500円、利用券やスクール制度でのプログラムなどを組み合わせるものに変えました。
これまで頻繁に通ってくれている人に多く負担を強いることになり、説明するスタッフには苦労があったといいます。しかし、利用者を増やさないと儲からないシステムにしたから、利用者本位の目線でサービス提供をと考えるようにしていったといいます。たとえば、ジムに行くと、オレンジとクロのシャツを着ているスタッフがいます。オレンジは、器具の取り扱いなどを説明し、利用者がスムーズに運動できるよう手助けするスタッフ。そしてクロは背中にプロフェッショナルとプリントされていますが、専門性を持ったトレーナーと一目でわかるようにしています。
大手の攻勢にオアシス・マキの挑戦がどう結果に結びつくのか?注目しています。