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2008年11月10日

コスチューム・ジュエリー ミリアム・ハスケルの美しさ

コスチューム・ジュエリーとは、衣服に合わせて身につけ、その服とジュエリーと装っている本人がもっとも美しく調和するようにつくられ、おもに模造宝石が用いられますが、本物の宝石以上にすばらしい存在感をもって、私たちを魅了するアクセサリーのこと 「渡辺マリのミリアム・ハスケルコレクション」
コスチューム・ジュエリーの女王といわれるミリアム・ハスケルのコレクションが、今、北九州小倉北区の
ギャラリーやすこうちで行われています。
そもそもコスチューム・ジュエリーとは?というと、貴金属や宝石以外から作られたデザイン性豊かなジュエリーのことで、いわゆるアクセサリーと日本では同意で、最近この言葉が使われ始めたといいます。
1930年代、ハリウッド女優がこぞって身にまとい、スターがデザイナーなどと提携することで、多くのジュエリーの形を世に生み出しました。
その中の一人、ミリアム・ハスケルの展示を、コレテクターの日本第一人者の渡辺マリさんのご説明で見させてもらいました。2連のチョーカータイプのアクセサリーをクラスプの位置を変えてアクセントに工夫をしたり、ロングネックレスとして使ったりと、さまざま楽しみ方ができることや、ビーズの巧みな組み合わせでできているブローチなど、その美しさに見入ってしまいました。その中でも、シュミレーションパールは、ガラス玉に魚の鱗やセルロースなどを重ね塗りしたというもので、本物のパールとは違う独特の表情を出していました。ミリアム・ハスケルが試行錯誤の中、パールといえば日本ということで、日本の工場で作らせたものとのことでした。
ファインジュエリーはどうしてもジュエリーが主役となってしまうと思うのは庶民的な感覚でしょうが、コスチューム・ジュエリーは、その中でも人を主役として引き立てるほんの少しの謙虚さに身近さを、高価ではありますが、なんとなく感じました。
アンティーク・ジュエリー展は、なんでも鑑定団の安河内鑑定士が、渡辺マリさんに依頼したことで開催されています。期間は15日まで、ギャラリーやすこうち(北九州市小倉北区大手町3-1 093-562-0048)で開催。 

2008年11月08日

万葉の恋心を歌う 新井 満さん

作詞磐姫皇后・額田王・播磨娘子、作曲・歌唱 新井満 ー時空を越えたユニットが、万葉の恋心を今に歌った曲が出来上がりました。
日本最古の歌集「万葉集」の最終歌を大伴家持が詠んだのが、天平宝字3年(759年)。来年、1250年の記念となる年を迎えての記念事業が、11月8日、福岡市内で行われました。
この中で、作家の新井満さんが「万葉と音楽の出会い」と題して、講演と初公開の曲を披露しました。
新井さんは、奈良県立万葉文化館の中西進館長から、4月、「万葉集の和歌に曲をつけて歌ってくれないか」と依頼を受けました。
作家とはいえ古典は苦手だっとという新井さんは、インターネットで、これまで万葉集の和歌に曲をつけた作曲家が著名な作曲家を含め70名を越えることを調べました。一方で、多くの人が知っているのは「海ゆかば」程度と、あらてめて作業の大変さを感じたといいます。
結局、4500首を読破し、時代を超えて理解される気持ち、恋心を歌ったものから、感情がストレートに表れる女性を主人公にした3歌人・5首に絞り込み、ひとつの曲に歌いこみました。
君待つと我が恋ひをればわが屋戸のすだれ動かし秋の風吹く(額田王)
ありつつも君をば待たむ打ちなびくわが黒髪に霜の置くまで(磐姫皇后)
初めて人前で歌う新井さんのこの歌に、心の中から湧き上がる切なさが映像になって浮かんでくるようでした。美しい日本古来の言葉で恋心を歌ったこの曲が、メール文化の若者にも、切ない恋心の共感を生むことを期待したいです。

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