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2009年02月22日

レオナール・フジタ展始まる

ピカソ・モディリアニ・マチスと世界中の成功を目指す画家が集まった1920年代のパリで、一躍画壇の寵児となった藤田嗣治。その幻といわれた連作「争闘」や「構図」4点が一堂に公開されるのは日本初tとなる「レオナール・フジタ展」が22日、福岡市美術館で始まりました。
会場の展示は、フジタがその名声を確立した裸婦像から始まります。不思議な魅力を醸し出す裸婦の白い肌は、まるで陶磁器のような透明感を持ち、「素晴らしき乳白色の地」と賞賛されました。日本独特な繊細な線描に当時のパリの人たちを魅了したことを想像すると、その興奮がよみがえる思いがします。
そして、目を見張る連作群、「ライオンのいる構図」「犬のいる構図」「争闘Ⅰ」「争闘Ⅱ」。大画面の裸体の群像はダイナミックな迫力で圧倒されます。
会場内には、フジタのアトリエも再現されており、愛用品の数々には、画家フジタの息遣いを感じることができます。
最後は、晩年にフジタが取り組んだ「平和の聖母礼拝堂」が紹介されており、フジタが残した宗教画が展示されています。
日本的な文化をベースに独自の力で世界の中で評価を勝ち取る一方、日本帰国時に描いた戦争画への批判などによる祖国での苦悩の日々を送り、そして、キリスト教に改宗し、フランス人レオナール・フジタとなり生涯を閉じる数奇な人生ーひたむきにカンバスと向き合うフジタの姿を想像しながら「レオナール・フジタ展」にまた訪れたいです。

レオナール・フジタ展 4月19日(日)まで 福岡市美術館(月曜日休館)

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