石橋正二郎PASSIONを感じる
このような名品は個人で秘蔵すべきでなく、美術館を設け、文化の向上に寄与することがかねての念願でもあったー卓越した事業家で、屈指のコレクターだった久留米市出身のブリジストン創業者、石橋正二郎氏の生誕120年を記念したコレクション展が、久留米市の石橋美術館で20日から開催されます。
石橋コレクションは、青木繁と藤島武二のほか、坂本繁二郎、黒田清輝、藤田嗣治、佐伯祐三ら日本の洋画家の作品へ、そしてマネやモネ、ビカソなど世界が注目する近代絵画へと広がっています。
収集の時期はほとんどを戦中から戦争の終わりにかけてで、戦後の財閥解体などで国外に売却されることを嫌った画商が正二郎のもとに持ち込み、正二郎も海外流出をくい止めたいという使命感もあったことが想像されます。
そして、石橋美術館は1956年に、ブリジストンタイヤ創立25周年を記念して久留米市に寄贈された文化センターの中心施設で、「皆さんの健康にして高尚な趣味娯楽の普及、青少年の体位向上、・・・美しく悦びにあるれた社会を作ることを信じ、我が久留米の発展と近代的文化都市建設の歩みに寄与せんことを念願したもの」でした。
優れた企業人である石橋正二郎の芸術に対する熱い思い、地域への文化貢献への熱い思いを感じられる「PASSION 石橋正二郎生誕120周年を記念して」は7月5日まで石橋美術館で開催されます。