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2009年06月28日

障がいがあってもおしゃれに! 

「お気に入りの着物をリバーシブル仕立てのケープに、両手が使いやすいようにスリットを入れる工夫が施されています」那珂川町の介護老人保健施設あじさいで、バリアフリーファッションショーが行われました。
年をとっても、体が不自由になっても、気軽に着脱できて、センスに富んだ服でおでかけをと、NPO団体住みよい地域づくりを進める会が企画したもので、利用者や施設職員がモデルとなりました。
車イスの方が、シックなフォーマルドレスに仕立てた黒留袖の和服に、足元はステンシルを描いた靴と、演出華やかな様子に、感嘆の声が上がっていました。
リフォームをされたのは、アトリエ キヨの須上喜代江代表で、ファッションにバリアフリーを取り入れる活動は、リューマチをもつ友人に着易い服を作って喜ばれたことがきっかけになったそうです。
その人がその人らくく輝くことができるファッショんづくりを・・・ステージで素敵な笑顔を見ると、幸せな気持ちになりました。

アトリエ・キヨ 092-585-0018

2009年06月26日

脳トレ・学習療法で要介護度悪化に大きな違い!

8年間の要介護度の推移で、学習をしなかったグループは、平均10から3.3に、一方学習をしたグループは1.8から2.6への悪化にとどまり、寝たきりが一人も出ていないことがわかりましたー大川市の道海永寿会で2001年行われた高齢者に読み・書き・計算の学習療法を取り入れ、どのような効果があるかの調査を実施し、DSで脳トレブームを巻き起こした東北大学の川島隆太教授が行った国の研究で脳の機能維持・活性化に一定の効果があることが証明されていました。この研究などで川島教授は、この春、文部科学省から表彰を受けています。そして、道海永寿会では、このたび、8年間を追跡調査したところ、顕著な成果を確認しました。永寿園の山崎律美園長は「ケアが全く差がないのに、こういう数値の違いというのは、学習者が非常に能動的に取り組まれ、習慣化している。脳の活性化がその人の生きる力を継続させているのではないか」と話しています。
学習療法は、アメリカ最大の高齢者団体、全米退職者協会で取り入れる契約を行うことになっており、
川島教授をはじめ、山崎園長も来月ワシントンを訪れることになっています。
介護給付が膨らみ、消費税をどうするか?という議論がこれからさらに総選挙に向かい、争点になってくると思いますが、学習療法のような攻めの介護をいち早く保険の中に位置づけ、給付抑制にインセンティブを与える取り組みを積極的に取り入れることを検討していはどうでしょうか?

2009年06月09日

「日米同盟の静かなる危機」回避は人の交流がカギ

日米関係は近年目に見えない形で、徐々に深刻に弱体化しつつあるー『日米同盟の静かなる危機』著者で、かつて駐日アメリカ大使の特別補佐官を務め、随一の日本通の学者として知られるケント・E・カルダー氏の講演を聞きました。
太平洋を挟んで異なる文化を持つ日米の関係は、軍事力、経済の相互依存、文化・政治交流の「3本の柱」に支えられているといいます。
戦後は二国間での関係強化を進めてきましたが、近年はアジアの国や世界の中でさまざまな国との関係の中で、二国間の関係をとらえなくてはならなくなっています。
そうした中で、日米関係が直面する静かなる危機とは何を指摘しているのでしょうか?
米国内の日系人は中韓系の人口急増に比して逆に目減りしています。韓国から急増するアメリカへの留学生数は日本と大きな差をつけ始めています。また、政策責任者の人的交流は急激に先細りしつつあり、政治首都ワシントンでの日本人の活動が目立つことがなくなってきています。中国のトップがワシントンなどに1週間は滞在するのに、日本のトップは弾丸ツアーのごとく太平洋を横断します。
まさに人の交流が、アジア諸国と比べ落ちてきていることこそが、「日米同盟の静かなる危機」と指摘しています。高度なネット社会の中で、相互に情報交流ができても、結局は、人と人が直接語り合い、相手の国を見て、感じて、食事をして、生活をして・・・そうした直接的な交流をはかることこそが大事だといえるでしょう。
国のトップ同士の交流は、何よりの安全保障へとつながるでしょう。また、奨学金などにより、さまざまな国へ学生を送り込み、また受け入れることで、日本の理解者を広げることを、国はもっと国家戦略として力を入れるべきではないでしょうか。

2009年06月08日

「もうひとつの山笠」を読む

博多のもんは、「おもしろきこと多き博多をおもしろく」、「すみなすものは、祭りなりけり」と思っているに違いない。-博多祇園山笠のドラマを描いた『もうひとつの山笠』を読みました。
物語は1905(明治38)年、福神流が追い山ならしで、雷鳴を太鼓の音と間違えて走り出し、祭りを混乱させた責任を取り、以後参加できなくなったという史実を題材にしたものです。
異彩を放って活躍していた福神流が運命に翻弄されていった事実と、福神流を復興するために果敢に挑んだ3代の博多の男の物語とを織り交ぜて描かれています。
祭りを邪魔しようとする役所の幹部、祭りを利用して思いのままに地域を動かそうと悪巧みする者・・・ハラハラ、ドキドキ、そして、怒り、涙が自然に出てくる感動・・・今年の山笠は少し違った気持ちで見ることになりそうです。

「もうひとつの山」(梓書院 著者・山本十夢)

2009年06月07日

大原合戦650年と『天皇論』

「天皇に関しては若者と年配者の世代差もなく、一般大衆からマスコミや知識人まで、戦後の日本人はもう誰もわかっていないのだということに気付いてしまった」天皇の存在を独自の視点で、素朴な疑問に答えることを目標に描き出したという小林よしのり著「天皇論」を読みました。たしかに、天皇とは何かということを丁寧に伝えようという著者の強い意志を感じるものでした。
ところで、今年は南北朝時代の最大の戦いといわれる大原合戦から650年となり。南北朝時代は、南朝の後醍醐天皇と北朝の足利尊氏が主役となりましたが、力を合わせ鎌倉幕府を倒し、後醍醐天皇の建武の新政の失敗で、足利尊氏が武士の代表となり、はからずも尊氏は後醍醐天皇に弓矢を引くことになります。九州では、後醍醐天皇の皇子、懐良親王が、大原合戦で北朝の少弐氏をやぶり、日本の中で、唯一南朝の支配下となりました。
南北朝時代の歴史をみていくと、天皇の正当性を問う南北朝正閏論などこれまであまり考えなかったことに直面しました。しかし、天皇が主役となる南北朝時代について、タブーとなることも多いのか?単純に戦国時代などのおもしろさに押されてしまっているのか?…書店で手に取れる関連本は少ないことに、あらためて驚かされます。
天皇とはどのような存在なのか?この南北朝時代の特殊性、その後の正当性をめぐる変遷・・・あらためて、大原合戦650年の節目に、日本人として知っておくべき歴史を学びたいと考えています。

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