学習療法8年間の成果
簡単な読み書き・計算が脳の活性化につながるー東北大学の川島隆太教授の理論に裏付けされた認知症予防・改善への学習療法は、大川市の永寿園で始まって8年目となり、
山崎律美園長は、その成果を「概念崩し」で表現しています。
プリント学習する要介護者と個別に向き合う時間を持つようになった介護スタッフは、意欲的に学習に取り組むことにまず驚き、学習を続けることで利用者が変化していくことにさらに驚きます。そして、これまで認知症になると加速度的に悪化していくのが当たり前と思われていたのが、学習することによってその進行を止めるばかりか、改善するケースまで見られることで、介護スタッフは、これまでの概念=思い込みを崩していくことになります。
それまで、失っていく機能ばかりに目がいっていた介護スタッフが、利用者ができることは何かを見つけようとする観察するように変わります。さらに、その残存機能を生活の中で役割探しにつなげていくようになったといいます。たとえば、文章を読むことが得意な利用者に、昼ごはんの献立を館内放送する役割作りが行われます。
学習することを目的に止めず、ツールとして、利用者ひとりひとりが生きがいを見出せるような介護の質の向上へと、取り組みが進められています。












