M-1の漫才と間
「間」許容せぬTV漫才ーTVコラムニストのナンシー下関さんが、毎日新聞12月27日紙面で、M-1グランプリを取り上げていた。
M-1は漫才の実力を証明するコンテストとして、ステイタスを確立しています。
4分間で、持ちネタを、言葉の速射砲のごとく発し続けるのは見事で、私も他系列の番組ながらいつも楽しみにしています。
しかし、ここ数年、見ていてなんとなく違和感を感じ、時間内に無理やりネタを押し込む漫才が繰り返されることで、決勝になると、なんとなく笑えない自分がいることに気になってました。
そこに、新聞のコラムが回答を与えてくれました。ナンシー下関さんは、限られた時間でウケる芸風が求められる「M-1に代表されるテレビ漫才は刺激的なズレだけで、『間』を許容しない面がある」と指摘されています。
テレビは、視聴者にチャンネルを変えられてしまう「間」をなるべくなくし、次から次へと視聴者を刺激する映像などを送り込まざるを得ない媒体となってしまっています。その特性を、M-1はそのまま反映しているようです。
他のお笑い番組でもショートコントスタイルが主流になってしまってますが、ちょっとした「間」にこそ、話し手の個性があるのではないか・・・「間」こそ話芸の命とあらためて思いました。