劇団四季と文化の地方分権
劇団四季の『エビータ』が上演されています。エバ・ペロンは、貧しい生い立ちからアルゼンチン大統領夫人になり、金持ち達から容赦なく金を取り立て「エバ基金」を設立、貧しい人々にばらまいた。民衆から“エビータ”の愛称で親しみを込めて呼ばれ聖女として崇められた彼女が、癌に侵され33歳でその生涯を終えるまでの一生を描いたミュージカル。みごとな歌唱が続き、その迫力に圧倒されます。ぜひ9日まで多くの人に見てほしいと思います。
しかし、劇団四季が福岡常設劇場からの撤退となるのは、本当に残念でなりません。浅利代表の2月の記者会見では、8月までの公演延長、存続の可能性も示唆していました。浅利代表が掲げた「文化の東京一極集中是正」「文化の地方分権」というのはすばらしい挑戦です。ただ、福岡での常設劇場の取り組みについて、市民・県民が同じ気持ちにはなっておらず、まだやれることを残しながら撤退を決めたことが残念に思われます。
浅利代表は「九州北部出身の人に不思議と歌の上手い人が多い」と話していました。文化の地方分権の取り組みは地道に続け、多くの可能性を秘めた人材を地方からも掘り起こしながら、また、常設劇場の可能性を探って欲しいと思います。












