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2011年01月18日

ドリカムからSSH

SSHって何のことかわかりますか?スーパーサイエンスハイスクールの略です。
文部科学省が未来を担う科学技術系の人材を育てることを目的に、全国の指定校(今年度は36校)を支援する事業です。支援内容としては、体験的学習や課題研究、カリキュラム開発、大学との連携などです。
福岡県内で指定を受けている城南高校でお話を聞きました。城南高校では、1年生から全生徒を対象に、環境科学・地球科学・情報統計といったカリキュラムや、理数コースの生徒を対象に、さらに応用実験や英語による科学分野のコミュニケーション能力育成のための科目を導入しています。
城南高校というと、1994年に始まったドリカムプランで、全国の教育界に一石を投じたことで有名です。偏差値による進路指導からの脱却をはかり、生徒の夢・理想に基づいた進路指導を行った、いまどの学校でも取り組んでいるキャリヤ教育のさきがけといえます。
SSH指定で城南高校は、科学技術系人材の育成はもちろん、文化系の生徒でも科学的思考力を育成しながら国際社会で活躍する人材育成を目指しています。
就職難の時代に、ともすれば、大学は就職専門学校化へとなる中へ、さまざまな可能性を引き出すこうした公立高校の取り組みは、注目したいものです。

2011年01月17日

阪神・淡路震災と地震対応

16年前の阪神・淡路大震災の日の教訓をいかそうと、「防災とボランティアの日」となっています。
きのう、福岡市早良区の福岡市民防災センターで行われた防災イベントに行きました。ここには、阪神・淡路大震災の震度7を体験できるシミュレーターがあります。テーブルと椅子が置かれた部屋で、予告の後、けたたましい音とともに部屋全体が揺れ始めます。液晶の画面がふたつかけられ、一つはそのときの部屋の様子、もうひとつは、窓の外のまちはどうなっているかというCG映像が映し出され、臨場感を持たせています。
担当係の方の説明で勉強になったことがあります。
地震発生時、私たちはどうしたら良いか?火を消すとまず思いますが、火を消すよりも、まずは身の安全の確保、揺れが収まってからでも、火災は防げるということです。火を消そうとして怪我をする人が少なくないようです。
そして、どのように安全を確保するか?テーブル・机の下にと思いますが、震度6強以上のレベルだと、テーブルや机自体が吹っ飛んでしまうので、頭を守るようにしながら、移動することでのリスクをなくすことと、文部科学省による大地震時の退避行動マニュアルで取りまとめられたそうです。
また、最近は韓国からの見学者も多く来るようになっているそうですが、韓国では地震が少なく、地震って何ですか?という質問があるという話も聞きました。
ここは、他にも、消火器を使った初期消火の練習もできるシミュレーターもあります。
福岡市民防災センター 福岡市早良区百道1-3-3 092-847-5990

2011年01月15日

音楽療法とその可能性

来年で開院30年となる小郡市の本間病院は、開院時から常勤の音楽療法士を置く、音楽療法の先進的な取り組みをしている医療機関です。
音楽療法は、音楽を聴いたり、演奏したりするときの、心の変化を応用して、健康の向上や回復をはかる補完的な医療手段とされ、自閉症の児童のケアや、高齢者ヘアで取り入れられています。
ピアニストでもある本間病院の本間敬二先生に、病院をご案内いただきながら、音楽療法により、生活の中で無反応なお年寄りが、あるとき、他の利用者グループが聞いていた音楽に、急に反応して、歌を歌い始めたなど事例をうかがいました。耳から入っている音楽が心の琴線に触れて、子どもの頃や、青春時代のさまざまな記憶が頭いっぱいに広がってくるということは、私たちにもよくあることです。
音楽療法は、認知症の予防や改善のためのケアとして、注目をあつめており、まさに、本間病院の取り組み、創設者の本間四郎先生の思いが実を結び、花開こうとしていると思いますが、本間敬二先生は、この音楽療法の危機感を感じているといいます。
わたしたちは、同じ世代であれば、同じ童謡・唱歌やヒットソングなどがあり、一緒に歌うことができます。しかし、若い世代の音楽習慣は、みんなヘッドホンでそれぞれが好みの曲を聴くような「個人で楽しむ音楽」習慣となっています。大ヒットが生まれにくい時代といわれていますが、音楽的な好みが細分化されています。だから、この世代が、年をとったとき、みんなで一緒に歌いましょうという、思いや体験を共有できる曲が見つかりにくいことになりそうだということです。
さらに、学校の音楽教育では、流行り歌に押し出されるように童謡・唱歌が失われていますが、童謡・唱歌の歌詞には、風景や季節が歌い込まれており、そこには、こころに描く故郷が、言葉に縫い込まれています。そうした歌の記憶が蓄積されていないということに音楽療法のベースがないのではないかと懸念されています。

2011年01月13日

山縣良和さんの奇才

ファッションデザイナーの山縣良和さんとお会いしました。山縣さんは、名門 セントラルセントマーティンズ美術大学を首席で卒業。独自ブランドのリトゥンアフターワーズの社長で、東京コレクションの大トリのショーを行うなど新進気鋭のデザイナーです。
山縣さんのお話で、日本のファッション界の一端を知ることができました。
山縣さんは鳥取出身で、デザイナーを目指し、大阪の専門学校に行きました。そのとき、与えられた課題で、ふつう八頭身などモデル体型に合わせたデザインを描くところを、太った体型に合わせたデザインを描いたら、最低評価だったそうです。そんな枠にとらわれない山縣さんは、イギリスでその才能を評価されます。日本のファッション界を担う人材の育成では、短大や専門学校がありますが、技術取得が目的というのがほとんどで、クリエイティブな才能を発見して、伸ばすという教育を行うところは皆無に近いということです。
山縣さんは、裸であることの魅力にみんなが気付いてしまったというその後の裸の王様をテーマにしたショーや、ゴミを素材にしたショーなど、その才能ぶりを発揮して、世界で注目を集めています。
そして、日本のファッション界の人材育成の限界を感じとり、自らファッション私塾を立ち上げ、指導にあたり、修了生が世界的なコンペで最優秀賞を獲得するなど、指導者としての才能も発揮しています。
アジアに近い福岡、ファッション分野での市場の可能性が大きいことは明らかですが、東京にたよらない情報発信を考えるとき、人の育成、才能の育成が遅れていると感じました。

2011年01月09日

東福岡の貫禄

全国高校ラグビー大会で優勝、春・冬4連覇を成し遂げた東福岡高校が凱旋し、JR博多駅で、優勝報告会を開きました。
前日のラスト10分で21点差を追いつた神奈川・桐蔭との同校優勝に感動した人も多かったと思います。
監督が一番左、優勝カップなどを持った選手たちがそのあと横に並び、たくましい緑の戦士たちたが2列にずらりと勢ぞろいしました。
校長先生のご挨拶などの後、JR西日本の駅長さんが花束贈呈をするというタイミングで、優勝チームの貫禄を感じるシーンがありました。
それは、キャプテンが花束贈呈を受けるために、自分の持っている優勝カップを、さりげなく2列に並んだ、後ろの選手に手渡すと、そのカップは、つぎつぎラグビーボールをハンドパスするように2列目の横の選手へと手渡されていき、そして、1列目の何も持っていない選手の後ろの選手が、さりげなく、前に渡しました。
これだけでなくて、次のJR九州の副駅長さんからも花束が渡されることを察知すると、また、同じように、花束を受け取る2番目の選手が、前もって、後ろの人にカップを渡し、
そこから同じように、カップが2列目を次々移動、また、1列目の何も持っていない選手のところへいきました。そして、悠々と2番目の選手が、前に進み、花束を受け取っていました。
何気なく進行していた報告会でしたが、優勝なれしているとはいえ、こうした意思の疎通が自然にできるところに、4連覇のチームのすごさを感じました。

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