舞台は13世紀の高麗。王と文臣貴族による朝廷は権力を失い、武力を背景とした武臣が政権の座に就いて約50年。権力闘争に勝利し武臣政権の頂点に立ったチェ・チュンホンは、自らの権力基盤である都房トバンを率いて国政を牛耳っていた。そんな中、都房の暴政に不満を抱いた僧侶たちが反乱を起こしたのをきっかけに、全国の寺院は大々的な弾圧を受けることになる。赤ん坊の頃に寺に引き取られ、僧侶見習いのムサンとして育てられたキム・ジュンは、チェ・ヤンベクの都房親衛隊に逮捕され、チェ・チュンホンの屋敷から逃亡した奴婢の子であると発覚してしまう。チェ・チュンホンの孫娘ソンイの助言で処刑を免れたキム・ジュンは、撃毬キョックの腕前によって、チェ・チュンホンの長男でソンイの父であるチェ・ウの目にとまり、家臣として取り立てられる。折しも北方で大帝国を築いたモンゴルが高麗を侵略する中、武臣政権を継いだチェ・ウの信任を得て、側近として活躍するキム・ジュン。やがてキム・ジュンは、世襲の崔チェ氏政権を倒して、武臣政権の頂点に立つ。


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