3月23日(月)≪最終話≫ セカンドチャンス

イブが海岸に打ち上げられた意識不明の男性の蘇生に成功、しかし彼は記憶を失っている。病院で心因性の記憶喪失と診断されたその男性は、引取先もなく、イブたちが面倒を見ることにする。
ヒューゴ・ボスのスーツを着ていたことから、仮にヒューゴと名付けられたその男性は本当に自分のことを何も覚えていない。所持品は815と刻まれたカギだけ。アビーが彼女の鍵職人に問い合わせたところ、そのカギは信託銀行の貸金庫のカギだと判明する。一方、ボスレーはヒューゴの指紋から素性を洗い出そうとするが、照合データはなし。ケイトが警察に問い合わせ、昨夜、橋から海に転落した車があることを突き止め、それがヒューゴの車ではないかと察しをつける。イブとヒューゴは押収されたその車を見に行くが、車には弾痕がある。車からビラを回収した矢先、イブたちはアジア系の男に襲われるが、ヒューゴが格闘に手慣れた動きを見せ、男を撃退する。
貸金庫の中にはイルカのぬいぐるみと多額の現金、そして銃がある。素性をあやしむアビーとケイトだったが、ヒューゴに好意を持っているイブは一貫して彼がいい人間であることを信じる。
貸金庫の中身を見てもヒューゴは何も思い出せないが、ビラを見て、記憶の断片が蘇り、ニッキ・ビーチであごヒゲのある男を追っていたことを思い出す。
ニッキー・ビーチのクラブであごヒゲのある男にナンパされる作戦を取るアビーとケイト。一方、イブはヒューゴといいムードになり、マナティー埠頭にイブのヨットがあることを話す。3人目のアゴヒゲ男がヒューゴの記憶にある男だと判明、と突然、ヒューゴがその男を追いかける。後を追うイブだったが、すぐに銃声がなり、その男は射殺されてしまう。そしてヒューゴは何も言わず、その場から逃げる。
現場にはロス市警のデュモントがおり、ヒューゴの素性を明かす。ヒューゴの本名はジョシュ・テイラーといい、海兵隊上がりの刑事で麻薬捜査局と合同捜査をしている際、相棒の刑事を殺して、捜査資金を奪って逃げた男というのだ。デュモントはジョシュを追っており、彼に関わるなと告げる。
タクシー会社の話から、ジョシュがイブのヨットにいると察しをつけるイブたち。案の定、ジョシュはヨットにいるが、あごヒゲの男を撃ったのはデュモントだと訴える。一方、ボスレーの調査で撃たれた男は土産物店を経営しているラポインテだとわかる。彼の会社のデータをハッキングし、中国人のフランキー・ハンと輸出入の取引していることを突き止める。ジョシュの記憶から、ハンが三合会の支部ボスだとわかり、彼の経営するレストランへ潜入するアビーとケイト。そこへデュモントが現れ、正体がバレるが、ボスレーの機転で脱出に成功、盗聴器を付けることに成功する。
盗聴器の内容から、デュモントがジョシュの相棒を殺したことが判明、また積み荷がマイアミ港に届いていることもわかる。その積み荷があやしいと見たエンジェルたちは、危険を冒して積み荷を調べる。そしてイルカのぬいぐるみと共に入っていた乾燥剤が実は合成鎮痛剤であることを突き止める。と、その時、デュモントとハン一味がエンジェルたちを取り囲む。絶体絶命の危機だったがしかし、ジョシュの機転で難を逃れ、無事一味を倒すことに成功する。だが、ジョシュはデュモントの銃弾に倒れる。
病院でジョシュに付き添うイブ。幸いジョシュは軽傷だったが、イブの彼への思いは彼の妻と子供が現れたことで潰える。失意のイブにボスレーは僕らがついてる、というのだった。
 


3月22日(日)≪第7話≫ 王子の試練

バスケの試合観戦をするエンジェルたち。大学生チーム対コーチチームのプレシーズン・マッチだが、会場は熱気に包まれている。コーチチームにはボスレーがおり、学生チームにはユカタ国の王子で、プロになれるほどの腕を持つマークがいる。試合前の練習中、突然会場に銃声が鳴り響く。撃たれたのはユカタ国の国王、マークの父親だった。会場にはマイアミ警察の刑事でケイトの元婚約者レイも来ており、彼が事件を担当することになる。そして現場検証の際、ゴールポストにあった銃弾からマークも狙われていたことがわかる。
ユカタ国領事館へ赴く一同。レイの同僚リズに出迎えられ、中に入るとFBIが捜査に乗り出している。煙たがるFBIを尻目に王の側近ムバクウェから正式に依頼を受けたエンジェルたち。しかし肝心のマークは姿を消している。
ムバクウェによれば、国王の一族が対立部族を抑えているが、国王が死んだとなるとユカタ国は内戦状態に入ると言う。そのため、マークをすぐに王に即位させなければならないのだ。
マークのフェイスブックからドミニクという彼女がいることが判明、ドミニクはライフセーバーをしていることから、ボスレーとイブはビーチへ赴く。そしてドミニクの監視台に隠れているマークを見つける。一方、アビーとケイトはバスケ会場の監視カメラから、狙撃手の映像を発見、女性であることを突き止め、ボスレーに顔写真を送る。ボスレーとイブはマークたちを隠れ家へ連れて行こうとするが、そこに女性狙撃手が現れる。しかし、とっさに気づいたイブが彼女を倒し、事なきを得る。
狙撃手の残したバイクのカギから、バイクを特定、リアボックスからスマホを回収したエンジェルたちはスマホのパスワードから狙撃手の情報を得る。そしてチャーリーの力を借りた結果、狙撃手の名前がタビサだとわかる。レイの力を借り、警察の留置所にいるタビサと面会するケイト。ケイトはタビサが妹に送金していることをネタに脅し、タビサは雇い主がLLC社のウィンクラーだと話す。
LLC社はダミー会社で実際はラングリー・ダイヤモンド社のアーチャー・ラングリーが国王暗殺に絡んでいることが判明する。しかし警察は「表向きはシロ」のラングリーを調査できず、レイはケイトたちに調べて欲しいと言う。ガラス修理工のふりをしてラングリーの屋敷に潜入したアビーとイブは、サーバー・コンピューターのデータをボスレーに送り、ラングリーがユカタ国のリチウム鉱山に関心を持っていることを知る。暗殺の目的は王亡き後の指導者を金で買収し、リチウム事業に乗り出すことだった。また、イブはそこでラングリーと一緒にいるドミニクの写真を見つけ、彼女もグルだとわかる。
それを聞いたボスレーはマークを隠れ家から連れ出そうとするが、ドミニクが銃を抜く。ボスレーの機転でドミニクから銃を奪うことに成功するが、そこへ侵入者が2人現れる。ボスレーはマークらを上の部屋に避難するように言い、侵入者と対決、何とか倒す。しかしその最中、マークが逃げ出してしまう。
マークはラングリーの家に行き、復讐心からラングリーに銃を向ける。そこへエンジェルたちが現れ、ボスレーがマークを説得、隙を見て銃を抜いたラングリーもイブに足を撃たれる。
マークは王になる決意をし、ボスレーに別れの挨拶に来る。レイはケイトにお礼を言い、バスケに誘う。バスケに参加しに行くケイト。しかしそこで、レイがリズと付き合っていることがわかる。落胆したケイトだったが、そこにアビーとイブが現れ、気分が晴れるのだった。
 


3月16日(月)≪第6話≫ ブラック ハット

倉庫の敷地内を警察から逃げる男。倉庫の外で捕まるとその男はボスレーだった。
24時間前。ボスレーに差出人不明のポストカードが届く。その筆跡を見て動揺するボスレー。そこへアビーらが戻り、依頼の話になる。行方不明の画家、リー・ボーエンを捜せというのだ。彼は一度見たものを正確に模写する特殊能力を持った画家で、誘拐されたと思われるが犯人からの要求が一切ないのだ。依頼人のゾーイ・シンクレアは画商のレシャーがリーにつきまとっていたと話し、早速エンジェルたちはレシャーの画廊へと足を運ぶ。レシャーはある人物に脅されてリーを誘い出したと言い、単なる仲介役に過ぎないことがわかる。レシャーからその人物のメールアドレスを入手するが、調べた結果、その人物がボスレーだとわかる。誰かがボスレーの個人情報を盗み、ボスレーになりすましているのだ。
エンジェルたちはボスレーの名をかたる人物がマイアミの銀行の貸金庫を借りたことを突き止め、早速その銀行へ赴く。金庫室に入り、貸金庫を開けるボスレーとアビー。そこには爆弾が仕掛けてあり、爆発寸前、オズワルドという人物がボスレーをハメたとわかる。2人は何とか爆発から難を逃れる。
オズワルドはかつてボスレーがハッカーをしていた頃の相棒で、ロンドン銀行を狙った際、警察に捕まりそうになりマフィアと取引して匿ってもらった人物であることがボスレーの口から語られる、その際に逃げたボスレーを恨んでいるというのだ。ケイトは、爆発の際飛び散った携帯のシムカードに指紋を見つけ、その指紋の主がマンションを借りていることを突き止める。そのマンションへ乗り込む一同。マンションには監視装置があり、それを逆手に取って監視映像を見るボスレー。そこにはある倉庫で、誘拐されたリーが作業している姿とゾーイ・シンクレアの姿が映っている。ゾーイがオズワルドだったのだ。しかし監視していることがすぐにゾーイにバレてしまう。ボスレーが倉庫の場所を探知しているのを尻目に、ゾーイはボスレーと昔話をする。ボスレーがかつてエリザベスという女性を見捨てたことに言及し、「ボスレーと関わる女性は不幸になる」と言うのだ。ゾーイは計算して通信を切ったつもりだったが、ボスレーは既に場所を特定している。そして一同はその場所へ乗り込む。
その場所は倉庫でボスレーはリーを救出、しかしそこに警官が乗り込んでくる。ボスレーが指名手配されているというのだ。すぐにゾーイの仕組んだことだとわかり、警官の説得を試みるが失敗。ボスレーは逃げるが、倉庫の外で捕まり、パトカーに乗せられる。またリー救出の際、ゾーイのリー誘拐目的が偽札作りのためだとわかる。
パトカーに乗せられたボスレー。しかし運転しているのはイブだった。すぐに逃げたゾーイの居所を探るエンジェルたち。ゾーイが偽札を手に、リオに高飛びしようとしていることを突き止め、ボスレーはゾーイの乗る航空便を欠航にする。怒ったゾーイはボスレーに電話し、エンジェルたちは場所を特定、ゾーイの乗った車を駐車場に追い詰める。しかしそこで偽札共々、車が爆発、ゾーイはどこかへ逃げてしまう。
事務所。チャーリーはリー救出の労をねぎらうが、エンジェルたちはゾーイの言っていた「エリザベス」が気に掛かる。ボスレーは、エリザベスがかつて彼の愛した女であり、彼女が悪の道に走ったため、彼女を失ったと話す。
刑務所。ゾーイがアビーの父親ヴィクターの面会に訪れる。そしてチャーリーの仮面を剥がすのを手伝うと告げ、2人は手を組むことになる。
 


3月15日(日)≪第5話≫ モデルの裏の甘い罠

ファッション・モデルのガブリエラ・タッカーが誘拐される。容疑者はストーカーのジェリー。彼を捕らえるため、アビーとイブはモデルに扮してファッション・ショーに出る。無事、楽屋にいたジェリーを追い詰めるが、彼にはアリバイがあり、犯人ではないことがわかる。しかし、彼が撮った写真から、ガブリエラのルームメイト、デヴォン・ロスがあやしいとエンジェルたちはにらむ。そして偽装工作し、アビーとデヴォンのルームメイトにすることに成功する。
 一方、ケイトはこの事件を担当する刑事として元婚約者のレイ・グッドソンと再会する。警察の捜査は行き詰まっており、ロシア大統領夫人のマイアミ訪問もあって、捜査に人員を割けない状態になっている。ケイトはそれなら私たちが協力するというが、レイはケイトに違法捜査をするなら、この事件から手を引けと言う。ケイトはレイにまだ婚約指輪を返していないこともわかる。

 ルームメイトといってもデヴォンは豪邸に住んでおり、何人ものモデル仲間と豪勢な暮らしをしている。アビーは立入禁止になっているガブリエラの部屋に潜入、そこでマンションの譲渡証書と10万ドルの現金を見つける。また、ミッチと名乗る弁護士がアビーにバイトを紹介すると言って現れる。
 証書のマンションへ行くケイトとイブ。そこでまたレイとかち合う。レイはケイトに違法な調査をやめろと釘を刺すが、ケイトは聞かない。その時、イブがマンションのバスルームでガブリエラの遺体を発見する。

 ガブリエラを救えなかったことで落ち込むエンジェルたちだったが、事件の真相を暴くことに決め、アビーはミッチと会うことになっているレストランへ向かう。そこでミッチの言う「バイト」が永住権目当ての犯罪者と偽装結婚をすることだとわかる。ガブリエラを殺したのが偽装結婚した夫ではないかと疑うエンジェルたち。ミッチを拷問して夫の名前を吐かせようとするが、そこへレイが現れ、ミッチを連行、またしてもケイトはレイに違法捜査をたしなめられる。
 ミッチからは聞き出せなかったが、ボスレーの魅力でデヴォンから夫の名前がサイモン・ジェンクスだと聞き出すことに成功するエンジェルたち。ジェンクスは永住権を得て警備会社に勤めている。エンジェルたちはジェンクスの自宅を捜索、軍人仲間の写真を見つける。また、隠してあったスナイパー・ライフルも見つけ、これを見たためにガブリエラが殺害されたと推測する。その時、ジェンクスが戻り、銃を乱射、ライフルは奪われてしまう。
 自宅で採取した指紋から、ジェンクスの本名がチェチェンの暗殺者、ニコライ・デンコだと判明する。そしてデンコはロシアに恨みを持っており、ロシア大統領夫人の暗殺が目的だとわかる。ケイトはレイの力を借り、大統領夫人のいる公園へと向かう。大統領夫人の警備はニコライの警備会社が勤めており、ニコライはまんまと潜り込み、ホテルのバルコニーから大統領夫人を狙う。到着したエンジェルたちはそれぞれが役割を果たし、ニコライを取り押さえることに成功するが、もう1人暗殺者がいることがわかる。しかしそれも写真の軍人だとわかり、ボスレーが取り押さえて事なきを得る。
 すべてが終わり、レイに誘われたレストランに向かうケイト。寄りを戻そうとするレイに、ケイトは、あなたに認めて欲しかっただけでそれは愛ではない、と告げ、婚約指輪を返して去って行くのだった。


3月9日(月)≪第4話≫ 塀の中のエンジェルたち

キューバで誘拐されたテス・ウォルターズ救出任務を託されたエンジェルたち。キューバではテスを含め6人のアメリカ人が誘拐されている。
 エンジェルたちは旅行者としてキューバに潜入、ホテルの従業員レイエスの前で「バカなアメリカ人」を熱演すると、すぐにコカイン所持容疑で逮捕され、バルベルデ刑務所に送られる。ガルベス所長が管理するその刑務所にはテスら、誘拐されたアメリカ人も収容されている。ボスレーが看守を買収していたため、すんなり行くかと思われた救出計画だったが、ガルベスに見抜かれ、エンジェルたちは再び囚われの身となる。
 一方、ボスレーはキューバのホテルで元恋人で、実はボスレーを逮捕しようとしていたCIA局員、サマンサ・マスターズと会う。彼女はヨーロッパでボスレーを逃がしたため、キューバに左遷されたのだ。最初はボスレーを逮捕しようとしていたサマンサだったが、エンジェル救出に刑務所までボスレーと同行、そこに彼女が追っていたジョナサン・カートライトがいることを知る。カートライトは麻薬カルテルやテロ・グループ相手に商売をしているビジネスマンで、CIAがずっと目をつけていた人物だった。
 エンジェルたちは誘拐されたアメリカ人たちと共にカートライトの屋敷へ連れて行かれ、売春まがいの行為を強いられる。機転を利かしたアビーが客を酔わせ、客の携帯でボスレーに連絡、ボスレーとサマンサは救出に向かう。そしてアメリカ人女性たちの救出には成功するが、テスの身代わりにイブがカートライトに捕まってしまう。
 カートライトは今回の救出劇にサマンサ・マスターズが絡んでいたことを知り、ガルベス所長を叱責、更にイブを拷問してエンジェルたちのことを聞き出そうとする。
 一方、イブを救出しに向かおうとするボスレーを見たサマンサは、ふとボスレーに「エリザベス」という名前を口にしてしまう。ボスレーはその名前を二度と言うなとサマンサに告げる。
 レイエスを通じカートライトと電話で話すボスレー。カートライトはイブとサマンサを交換するという条件を出す。その条件に応じると言って聞かないサマンサにボスレーはエリザベスを守れなかったことを話し、「君まで失うわけにはいかない」という。しかしサマンサの決意は固い。
 イブとサマンサの交換の場。サマンサは一瞬の隙を突き、カートライトを押さえ、背中に拳銃を向ける。一同が騒然とする中、突然ガルベス所長が現れる。カートライトがホッとしたのも束の間、ガルベスはカートライトを裏切り、二度とキューバに来るな、と告げ、カートライトをボスレーたちに引き渡す。実はボスレーが裏でガルベスと取引していたのだ。しかし一部始終をマイクロカメラに収めていたため、その後、ガルベスも罪を問われ、バルベルデ刑務所に服役することとなる。
 サマンサはカートライトの逮捕で汚名を払拭したが、事後処理のため、そしてキューバを守るため、キューバに残ると言う。そして別れ際にボスレーとキスを交わす。
 無事、任務を遂行し、探偵事務所に戻るエンジェルたち。お祝いに行くエンジェルたちを尻目にボスレーだけが事務所に残る。チャーリーと2人だけで話すボスレー。果たしてエリザベスとはチャーリーの娘で、ボスレーの恋人であった。



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