660年、ケベク率いる百済5千の決死隊は黄山伐(ファンサンボル)でキム・ユシン率いる5万の新羅軍と対峙していた…。時は612年に遡る。サテク妃の陰謀によって新羅から来たソンファ王妃は死に追いやられ、護衛将軍ムジンも宮殿を追われる。それから14年、ムジンは息子ケベクと庶民として暮らしていた。酒場で働くケベクは清楚な少女ウンゴに思いを寄せていた。酒場でソンファ妃の息子ウィジャと知り合ったケベクはそれがもとで父ムジンの正体を知る。ところがサテク妃の執拗な陰謀は止まらず、ウィジャを守るためムジンはウィジャの刀で命を落すことを選ぶ。この混乱の中で新羅軍に捕えられたケベクは奴隷兵士として成長するが、その胸にはウィジャへの恨みとウンゴへの淡い思いだけがくすぶり続けていた。そんな中、百済軍との戦いが勃発。ケベクはウィジャへの恨みを晴らすため百済軍陣地に乗り込むが、そこでウンゴと再会する。ウンゴからムジンの死の真相を聞かされたケベクは祖国百済に戻る決心をする…。


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