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番組審議会議事録
第292回 2020年6月
第292回番組審議会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休会とし、委員からのリポートをもって開催に代えました。
リポート提出:島谷弘幸委員長 並田正一副委員長 異島須賀子委員 田代雅彦委員 谷口雅春委員 堤和彦委員 友池精孝委員 南谷敦子委員 の各氏
審議対象番組:おしゃべりルーム 〜休校、なにしてる?〜
放送日時:2020年5月17日(日)11:00〜11:25
議事の概要
番組内容
レギュラー番組「雨ニモマケズ」と西日本新聞の「物知りこどもタイムズ」コラボレーション企画です。新型コロナウイルスの影響で休校中のこども記者が、オンライン上の「おしゃべりルーム」で、休校中の生活の様子や学校再開への思いなどを本音で語り合います。
委員の意見
- ・新型コロナの感染拡大で、休校となった小中学生の生の声が聞けてよかった。
- ・新型コロナと共存するための新常識を作る時代に、こういう実験的なテレビ番組は面白いと思った。
- ・西日本新聞の企画に目をつけて連動を持ちかけたのはいいアイデアであり、知恵と工夫で意義のある番組が作れることを示した好例だ。
- ・聞き役のタレントの器の大きさと優しさが随所にあらわれていた。インタビュアーが彼だったからこそ、子供たちが緊張したり警戒したりすることなく、自分の素直な気持ちを吐露することができていたように感じた。
- ・番組にでている子供たちを通じて、ここ数年のネット通信機器の普及に世代の差を感じた。スマホをはじめとしたネットインフラの進化と一緒に育った子供たちにとって、コロナとは関係なく生活様式は急速に変化していると実感した。
- ・今の子供たちは、賢く、我々の時代より随分と精神的にもしっかりした考えを持っている。印象に残る光る発言がいくつかあった。
- ・全体を通じ、休校中、休校後、不測の事態下での教育のあり方を考えさせられた。放送を通じた問題提起も絶えずやるべきだと思う。
- ・未曾有の危機に直面し、子供たちなりに社会の一員としてどうすべきか、一生懸命考えている姿が伝わってきた。
- ・結論めいたことが無かったのが番組の考え方であろうが、それでは他のテレビ局のニュース映像と大差ない。何かもう少しまとめが欲しかった。
- ・BGMが不適切だと感じる場面や耳障りに感じる場面が散見された。子供たちが不安なことや困っていることを話しているときに話す内容とは正反対のポップで明るい曲調のBGMが多用されていて違和感があった。
- ・ 編集の手が入り過ぎだと感じた。9回もの回数の再編集だったせいか、画面が目まぐるしく変化し、最初は画面変化の速さについていけなかった。分割した画面に発言者の名前と学年、質問事項等すべて字幕で出る。最初この変化の速さと情報量についていけず、中盤からようやく慣れてきた。