ぐっ!ジョブ!

過去の放送

    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
    • イメージ写真
  • 2021年8月21日

    地元の漁師と魚を全力応援!
    会員制サービス「地魚BANK」って何だ?

    今回のぐっ!ジョブは、福岡県糸島市で複数の飲食店を営む男性のユニークな取り組みに密着する。店の目玉は“糸島のうまい地魚”。地元の漁業者を守るため、「糸島の魚しか仕入れない」「漁師の言い値で仕入れる」という異例のルールを自らに課すいっぽう、お店の客に向け「地魚BANK」という会員制サービスを開始、熱烈な糸島の地魚ファンを生みだしていた!
    入会した人はお得に飲食できるほか、漁業者とともに加工品開発や魚料理教室などに参加できるという。漁師とお客、そしてお店も喜ぶ一風変わった“地元経済の回し方”とは?

    「魚価の低迷」にあえぐ日本の漁業。コストに合わず「食えない」漁業を継ぐ後継者は減るいっぽう。糸島市の漁師の数もここ10年で100人以上減っているという。「このままでは糸島のうまい魚が食べられなくなる」。そんな危機感を募らせた福岡出身の元開発コンサルタント・馬淵崇さんは、2011年に糸島の地魚を扱う飲食店2軒と惣菜販売の店を始めた。経営上のポリシーは2つ。「糸島の港で水揚げされたものしか使わない」、「漁師の言い値で仕入れる」だ。高く仕入れるいっぽうで、経営する3つの店をうまく活用し、「海鮮丼専門店」で刺身を取ったあと、バルや惣菜店でアラや残った身を余すところなく使い切るなど、地道な経営努力で利益を出してきた。うまい魚が反響を呼び、海鮮丼の店には1日200人が来店。売り切れ続出の繁盛ぶりだ。

    飲食事業と並行し、2018年に始めたのが「地魚BANK」という会員制サービス。月額税込み1100円で会員になれば、馬淵さんが経営する飲食店のお得なサービスが受けられるほか、料理研究家や漁業者を招いての「地魚料理教室」や、自分が食べたい「地魚加工品開発」など楽しいイベントにも参加できるという。馬淵さんにとっても定額収入が望めるうえ、消費者が加工品開発に加わることで、“確実に売れる商品”がつくれるというメリットも。こうした取り組みは、糸島地魚のブランド価値を高め、魚食普及への貢献という漁業者支援にもつながっている。現在会員は約50人。コロナ収束後を見据え、「漁業体験」、「糸島のブルーツーリズム」など、地域へのさらなる波及効果をにらんだイベントも企画している。

    【取材企業】

    ■株式会社いとしのいとしま
    [住] 糸島市志摩津和崎33-1
    [HP] https://www.zizakanabank.com/

    <運営店>

    ■志摩の海鮮丼屋
    [住] 糸島市志摩津和崎33-1
    [電] 092-327-4033

    ■駅前のバル
    [住] 福岡県糸島市前原中央2丁目1-21
    [電] 092-324-1022

    ■駅前の魚屋さん
    [住] 〒819-1116 福岡県糸島市前原中央2丁目1-1
    [電] 070-3983-4384

  • 最新回を無料配信中!
    • 番組公式 FACEBOOK
    • 番組公式 TWITTER