第363回(17年3月11日OA)
【福岡県朝倉市 旅人:寿一実】
今回は、寿一実さんが福岡県朝倉市をめぐりました。まず寿さんが向かったのは、筑前の小京都とも呼ばれる秋月。小雨の中を歩いていると「蒸し雑煮」という気になるのぼりを発見しました。蒸し雑煮とは江戸時代から朝倉の一部の地域で食べられていたとされる郷土料理。昨年から朝倉市内のお店でも販売されるようになり、地元の人はもちろん、県外からもお客さんが来るのだとか。寿さんも早速、秋月名物「葛」が入った蒸し雑煮をいただき、とっても仲の良いご夫婦の結婚秘話をお聞きしました。 甘木駅近辺を散策した寿さん、創業112年の老舗畳店におじゃましました。現在三代目と四代目の親子二人で営むお店ですが、四代目は畳屋ラッパーとしてラップを通し、畳の良さをより多くの方に知ってもらうべく活動中とのこと。畳愛に溢れたラップを披露していただき、一緒に口ずさむ寿さんでした。 続いて、川の近くで凧揚げをしている男性に出会いました。珍しい形をした凧を持つ男性、他にも珍しい凧があるから…とご自宅に招かれました。お家に入ってびっくり!所狭しと家中に飾ってある独特なデザインの凧!全て手作りで、ご自宅の他にも全国各地、更には世界各地に展示されている、実はとってもすごい方だったんです。凧名人に教えてもらいながら寿さんも凧作りに挑戦!出来上がった凧が空に舞い、凧揚げの気持ちよさを思い出した寿さん、さらに名人と一緒に畳3畳分の特大凧上げに挑戦しました。 その他、県内唯一チーズから手作りするピザ屋さんや笑顔が素敵なママさんグループ、地元産のさとうきびにこだわり味を守り続けるお菓子店のご家族など、思いがけない出会いがたくさんあった旅となりました。
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