第404回(18年2月24日OA)
【福岡市城南区鳥飼 旅人:寿一実&ケン坊田中】
今回のきらり九州は、福岡市城南区鳥飼をぶらり散策。 城南区役所の近くにある鳥飼の商店街に来た寿さんとケン坊田中さん。まず向かった先は商店街の入口近くにある「マンデル洋菓子店」。ベビーシューとエクレアが1個70円ととってもリーズナブル!甘すぎないクリームはどこか懐かしい素朴な味わいでした。洋菓子店を営む仲良し夫婦からは、昭和58年に発行された鳥飼駅の最後の記念乗車券も見せてもらいました。というのも商店街の裏の通りには35年前まで国鉄の筑肥線が通っていて、現在の城南区役所あたりに鳥飼駅があったそう。当時の貴重な写真もご紹介しました。 さらに商店街をぶらり散策すると、店先に洋服や生地を売っている「ケケコ商店」というお店を発見。店内はアクセサリーや着物をリメイクした服もあれば、お米も販売していたり。なんのお店か伺うと、いらなくなった物にひと手間かけ、リメイクし蘇らせて販売するという毎日がミニバザーのようなお店だったのです。寿さんは着物をリメイクして作った素敵な羽織を頂きました。 続いて一旦商店街を離れ鳥飼周辺をぶらり。するとケン坊田中さんがあるお店を発見。 お洒落な洋服店なのですが、ケン坊さんの学生時代の記憶ではそこは銭湯だったような...。ということでさっそくお店へ。店内にはお洒落な洋服が並ぶ中、なんと奥には銭湯の浴場がまだ残っており昭和の名残に感銘を受ける2人でした。 再び鳥飼の商店街へ。「文林堂」という印刷屋さんで昔ながらの古い機械を使って印刷している所に遭遇。今ではもう使われなくなった活版印刷でした。お店のご主人にお話しを伺うと、手間はかかるが今の印刷にない独特の味わいに魅了され、15年前から再び活版印刷をやるようになったそう。古い印刷機が大好きというご主人は、明治や昭和時代の印刷機も集めておりとても楽しそう。寿さんとケン坊さんも活版印刷で「きらり九州」の名刺作りを体験することにしました。1文字1文字版を選び、手作業で印刷し出来上がった名刺は、温かみのある素敵なものでした。
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