【佐賀県嬉野市嬉野町　旅人：寿一実・高田課長】
　先週に引き続き寿一実さんと高田課長が嬉野市嬉野町と塩田町をぶらり散策。
　嬉野温泉街近くで最初に見つけたのは、去年4月にオープンした「うれしの茶交流館」。早速入ってみることにしました。館内には嬉野茶の歴史が学べるギャラリーやお茶の淹れ方教室、茶摘み・茶炒り体験もあり、2人は「うれしの温泉茶染め」を体験しました。

　続いては嬉野町の中心部から車で15分ほどの塩田町へ。
　白壁の古い町並みが残り、かつて川を使った流通で港として栄えた「塩田津」を散策しました。塩田津町並み保存会の案内所では、ボランティアガイドさんに大正時代、昭和30、40年代の当時の写真を見せて頂きました。さらに行くと古い建物を使った飲食店「Vegeキッチン塩田津」を発見。嬉野名物 温泉湯豆腐をいただきました。お店の女将さんと話していると、近くで牛を飼いチーズを作っている酪農家がいると聞きさっそく逢いに行くことにしました。

　酪農家さんの元を訪ねる道中、気になるお店を発見した2人。鋸やナイフを作っているお店で立ち寄ってみることにしました。中へ入ると作業場では82歳の店主が見事な職人技で包丁を作っていました。しかも作っていたのは3年前の受注品。その質の良さから注文がさらに増え、今注文しても5年待ちなのだそうです。
　最後に酪農家さんの元へ。3代目が作るチーズは、コンテストでいくつもの賞を受賞していました。金賞を獲ったチーズを試食させて頂いた2人はその美味しさに感動！2代目のお父さんにもお話を伺い、親子の絆に感動しました。今回の嬉野町と塩田町では「物づくり」にこだわる匠ワールドを垣間見ることができた旅でした。