【熊本県 山鹿市　旅人：寿一実・高田課長】
　先週に引き続き、寿一実さんと高田課長さんが熊本県山鹿市をぶらり。
旅のスタートは2012年に復活した九州最大級の木造温泉“さくら湯"から。美肌の湯で体を癒やした2人は「灯籠温泉卓球」と書かれた看板を発見し体験してみることに。浴衣を着て頭に山鹿灯籠をかぶり、山鹿の伝統工芸品の来民うちわをラケット代わりにするという斬新なスタイルに衝撃を受けながらも珍しい卓球を楽しみました。

　続いて豊前街道を散策していると果物屋さんを発見。80歳を超えながら自身でお店のホームページを作りインターネット販売も行っているというご主人と奥様に出会いました。2人は旬のパール柑を試食させていただき、笑顔の絶えないご夫婦のお話に心が癒されたのでした。
　
　次に向かったのは灯籠温泉卓球でラケット代わりに使った「来民うちわ」を作っている業130年の工房です。柿渋をうちわに塗ることで和紙を丈夫にし、長持ちさせるだけでなく、年月と共に色合いが深みを増す来民うちわ。訪れた際には職人さんが黙々と作業をされていました。その中にはこの春から修行を始めた若者が。伝統を守っていきたいという熱い想いを語ってくれました。
　
　最後は住宅街の中に雰囲気のいい一軒家のパティスリーを発見。店内には地元産の素材を使ったケーキやジェラートが並んでいました。早速2人は山鹿産の栗を使用したモンブランを堪能。その美味しさに2人とも感激しきりでした。お店は山鹿を盛り上げたいとUターンで戻ってきた3兄弟が力を合わせて作り上げたもの。お店の名前に込められた素敵な想いに2人も感嘆させられました。昔ながらの風情溢れる街並みに伝統と新しい風を感じた山鹿市の旅。今回もたくさんの魅力的な人々に出会うことができました。