今回は寿さんが糸島市にやってきました。
今シーズンも始まりました糸島の冬の風物詩「牡蠣」。大ぶりの牡蠣と出汁のしみた牡蠣めしを堪能して旅のスタートです。

まず訪れたのは創業60年以上の老舗旅館。入るとすぐ目の前には唐津湾を一望できるロビーがあり玄界灘の活魚料理と海の景色が自慢の宿です。さっそく海が一望できるお風呂と贅沢なランチをいただいた寿さんは、楽しみにしていた劇の時間に…。およそ50年前に、旅館創業者が「お客様に娯楽を」との思いで始めた大衆演劇。今後の公演は未定という不安の中で、これからも大衆演劇を守っていきたいという座長の想いを聞き、劇団のさらなる繁栄を願うばかりです。

続いて福吉駅近くにある安くて美味しいというパンとケーキのお店にやってきました。オープンしてからおよそ30分後には完売する日もあるという地元で大人気のお店です。バターや卵は極力使わずに、食材本来の持ち味を生かすというこだわりでオリジナル商品が多数。聞けば7年前にお店が大破するほどの大事故が起き、しばらく休業していたんだとか。それからは来店したお客様に必ず「気をつけて帰ってね。」という言葉を欠かさないそうです。

最後に家族で経営する農家を訪ねました。主に米・麦・大豆を生産し、ある有名商品のアンバサダーを務めている若き社長。ご自宅に招待していただき、つきたてのお餅とタレをかけなくても美味しいという納豆を頂くことにしました。自社だけでなく農業全体が発展することを目指すという社長を見て、まだまだ美味しいモノが溢れてくるのではと期待がふくらむ寿さんでした。