【福岡市南区長住周辺　　旅人：寿一実】
　今回は福岡市南区長住周辺を、おなじみ寿一実さんがめぐりました。

　西長住で美術染み抜きの看板を発見した寿さん、美術という言葉が気になり、訪ねました。着物を専門にしみ抜きをしているというこちらのお店、美術とは美術的にしみ抜きをするということだそうで、創業者の秋三さんは、100歳を超えても現役で、亡くなる前日まで仕事をされていたそうです。現在は息子さんと２人のお孫さんが、秋三さんの思いを引き継いで仕事をしています。偉大な祖父を超えようと奮闘するお孫さんの姿に感動した寿さんでした。

　続いて、創業127年の老舗布団店を訪ねました。こちらのお店、なんと100万を超える高級羽毛布団を扱っています。特別にその布団を掛けていただいた寿さん、布団の軽さにビックリ！このアイダーダウンを使っている羽毛布団は年間４，５枚は売れるというからさらに驚きの寿さんでした。現在お店を継いでいる四代目は、元々夢であった海外を飛び回る仕事をしていましたが、父の「後を継いで欲しい」という熱い思いに応え、お店を継ぐことにしたそうで、今はお店を継いでよかったと話してくれました。

　その他、おはぎを売っている化粧品販売店や長年長住の景色を写真に収めているユニークな人など、長住を愛する人々と出会う素敵な旅となりました。