![]() ![]() ![]() 設けられた研修所 ![]() 世界中の資金と資源を集めて膨張するアジアの虎―中国。
その成長の影で、社会の歪も表面化している。拡がる個人間・地域間の格差。急速な経済成長がもたらす負の側面が、看過できない社会不安として浮かび上がってきている。 こうしたある種の閉塞感の中で、中国は伝統回帰に向け大きく舵を切ろうとしている。 文革で否定され、その後の近代化において顧みられることのなかった「儒教」に再び光が当たり始めた。 企業活動では、儒教を経営方針の柱にすえ単なる利潤追求ではなく社会的貢献を目指す「儒商」と呼ばれる存在が注目を浴びている。 上海経済圏の一角を占める浙江省でも、「誠実信用」「品質による社会還元」「徳を重視する人材観」などを企業理念に掲げ、「儒商」として独自の企業文化を育もうとする企業が勃興し始めている。 一方、日本においても企業のコンプライアンスが叫ばれ、反社会的に利潤のみを求めた企業が市場からの撤退を余儀なくされているのは耳目に新しい。社会への貢献と還元、そんな理念を掲げる企業活動が今求められている。 「論語とそろばん」で知られる澁澤栄一から綿々と続く日本の起業精神を受け継ぐ企業は少なくない。 企業のあり方が大きく問われている中、徳川宗家18代当主・徳川恒孝氏が江戸時代の大名家ゆかりの人々と共に中国・浙江省を訪れ、現地の研究者や学生と「儒教」を巡って語り合う。 今、何故儒教なのか。 明治維新以降、日本の近代化の中で、「儒教的精神」はどのような作用をしたのか。 徳川氏の言葉に対する中国の若者の反応は・・・? 躍進の中の新しい風。経済発展の影で忘れ去られようとしていた伝統に、今再び回帰することで中国は新たな道を探る。 それは、現代日本にとっても大きな指針となるはずだ。 ナレーター:吉松孝(TVQアナウンサー)
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