テバク 〜運命の瞬間(とき)〜

Cast

ペク・テギル(ケットン) チャン・グンソク

ペク・テギル(ケットン) チャン・グンソク

粛宗と淑嬪チェ氏(ボクスン)の間に生まれるが、生後間もなく死んだことにされ、ボクスンの元夫で賭博師のペク・マングムのもとで育てられる。自分の出自を知らぬまま成長するが、イ・インジャと出会うことにより自らの運命と向き合うことになる。 生まれ持った強運で幾つもの死線を越え、マングムの命を奪ったインジャに復讐を誓うが…。
史実では生後2か月で亡くなったという粛宗と淑嬪チェ氏との間に生まれたヨンス王子がモデルになっており、もしこの子供が生きていたら…という発想のもと、誕生した人物。

出演作:「美男<イケメン>ですね」(09年)、「キレイな男」(13年)など。

ヨニン君(のちの英祖) ヨ・ジング

ヨニン君(のちの英祖) ヨ・ジング

粛宗と淑嬪チェ氏の間に生まれた次男。のちに李氏朝鮮の歴代国王の中でも最長となる約52年間在位した第21代国王・英祖となる人物で、「イ・サン」で知られる第22代国王・正祖の名治世の礎を築くことになる。本作ではまだ青年期の王子・ヨニン君として登場。父である粛宗からは期待を向けられているものの、母親が元は下女だったために周囲からは軽んじられている。
宮廷内で生き残るため、酒色に溺れた遊び人を装っているが、イ・インジャの怪しい動きを察知し警戒し始める。そんな中、インジャの刺客として育ったタムソに心を奪われ…。

出演作:「太陽を抱く月」(12年)、「オレンジ・マーマレード」(15年)など。

タムソ イム・ジヨン

タムソ イム・ジヨン

幼い頃、粛宗に側近くで仕える武官だった父をイ・インジャによって殺されてしまうが、その事実を知らぬままインジャに引きとられ、粛宗が父の仇だと聞かされて育つ。誰をも魅了してしまう美貌を持つが、男性や恋愛のことよりも、ただただ粛宗への復讐を果たすため刃を研いできた。
育ての父であり、師匠でもあるインジャには一生かかっても返しきれない恩を感じており、インジャのために刺客として人の命を奪うことも厭わない。しかし、テギルとヨニン君と出会うことにより、心が揺れ始め…。

出演作:「上流社会」(15年)、「吹けよ、ミプン」(16年)など。

イ・インジャ チョン・グァンリョル

イ・インジャ チョン・グァンリョル

ヨニン君が英祖として即位してから4年後、1728年にイ・インジャの乱と呼ばれる謀反を起こす人物。本作では挙兵するまでの過程が新たな切り口と斬新な解釈で描かれており、粛宗に一門を滅ぼされた恨みを晴らすべく、粛宗の命と玉座を狙っている。そのためにボクスンを粛宗の元に送り込んだり、世子ユンの母親であるチャン氏が服毒死させられた後、いち早くユンに取り入るなど、虎視眈々と宮廷内に根を張りめぐらせる。
各地の賭博場を管理して得た莫大な資金で勢力を広げ、テギルとヨニン君の最大の敵として立ちはだかる。

出演作:「朱蒙〔チュモン〕」(06年)、「火の女神ジョンイ」(13年)など。

粛宗 チェ・ミンス

粛宗 チェ・ミンス

朝鮮第19代国王。「張禧嬪[チャン・ヒビン]」や「チャン・オクチョン」など様々なドラマで描かれてきた朝鮮三大悪女の1人、禧嬪チャン氏を寵愛。史実では派閥争いが激化する中でも巧みに政局を操って王権強化を図ったとされており、本作でもその卓越した政治手腕と冷徹さ、全てを見透かすような慧眼で周囲に畏怖される人物として描かれている。下女のボクスンを見初め心から愛するが、夫であるマングムを罠をはって誘い出し、賭博で負かしてボクスンを強引に奪い取る。
息子のヨニン君にも容赦はないが時折、期待の高さをのぞかせる。

出演作:「ペク・ドンス」(11年)、「傲慢と偏見」(14年)など。

©SBS