アニメ「ポケットモンスター」
放送事故で対応に追われる

1997年12月16日午後7時前、テレビアニメ『ポケットモンスター』の放送中、それを見ていた全国の視聴者のうち約750人が目まいや吐き気を起こし、救急搬送される事件が発生しました。午後9時頃、TVQでは一報が入ると直ちに関係者を召集し、病院の聞き取り調査などで被害状況の把握に努めました。また、調査の結果、被害の原因は光の点滅や色の入れ替えを、速い速度で何度も繰り返す「パカパカ」と呼ばれる制作技法であったことが発覚。事態を重く見た民放連や郵政省、厚生省はそれぞれ調査・対策の検討を進め、1998年には民放連よりアニメ制作ガイドラインが発表されました。