前回に引き続き熊本県南阿蘇村をヨネスケさんが巡ります。まずは道の駅の前に置かれた「ラブチェアー」に座ってからスタート。ラブチェアーは真ん中に向けて少し斜めになった椅子で、2人で座れば自然と体が寄り添うというもの。実は2年前にヨネスケさんも設置するのを手伝ったご縁があるもので、あれから10脚以上のラブチェアーが南阿蘇村の各地に設置されているそうです。

　続いて山沿いのエリアへ。ここでヨネスケさんはオシャレなカフェギャラリーを発見。画家でもあるオーナーが大好きなヨーロッパの風景に南阿蘇村が似ているということで、18年前に自然豊かなこの場所でお店を始めたそうです。創業時から人気の赤牛のカレーをいただき緑に囲まれたテラスで素敵な時間を過ごすことができました。

　今度は南阿蘇鉄道の長陽駅へ。ここには13年前からシフォンケーキ屋さんがあります。2016年の熊本地震の影響で現在南阿蘇鉄道は一部の区間でしか運行しておらず、長陽駅には列車はまだ来ていません。ですが店主の人柄とシフォンケーキの美味しさを求め今も多くの観光客が訪れています。震災後は仲間と協力して今まで以上に多くの観光客に楽しんでもらおうと様々なイベントなども企画しているそうです。

　さらに長陽駅の先へ進むとコーヒー農園を発見。農園のオーナーは高校教師時代、生徒と熱帯の植物を育てた時に南阿蘇村がコーヒーの栽培にも向いていることに気付いたんだそう。南阿蘇村の復興の手助けになればと新しい名産物としてコーヒー栽培をしていました。しかしまだまだ豆の収穫量は少ないので、多くの人にコーヒーの魅力に気づいてもらえるよう、コーヒーの葉でお茶や天ぷらなども考案。初めての味を堪能しました。明るく新しいことに挑戦していく元気な姿を目の当たりにした今回の旅。ヨネスケさんは次回訪れるのがますます楽しみになりました。