結城 亮二

「準備」があってはじめて、
人を惹きつける実況が生まれる

2005年入社 教育学部卒

結城 亮二 RYOJI YUKI

報道スポーツ局/アナウンス部

スポーツで街を元気にする仕事がしたい

生まれも育ちも大阪で、大学時代は千葉。タイガースやマリーンズなど地元球団の活躍で、ふるさとが盛り上がるのを目の当たりにしてきました。そんなスポーツで街を元気にする仕事に就きたいと、ブロ野球球団のある地方局を受験。福岡は馴染みがなかったんですが、野球中継が多く、スポーツ番組も放送していたのでテレQを受験し、入社しました。入社当時は報道部でしたが、いまは就活の頃の希望が叶い、スポーツの現場でホークス戦やアビスパ戦の実況をしています。ちなみに、タイガースファンは卒業し、今ではすっかりホークスファンです(笑)。

MY EPISODE

歴史的な瞬間に立ち会うことの喜び

スポーツの実況をしていて、歴史的な瞬間やその時にしかない瞬間に立ち会えた時はやりがいを感じます。開幕戦や優勝決定試合はもちろん、普段の試合でも個人記録がかかっていたり、因縁の対決だったり。隠されたドラマをうまく見つけて実況できたときの達成感は大きい。ただ、そのためには「準備」が大切。実況する試合だけでなく、シーズン中は全試合を通してチームと選手の個人データを自作のデータノートにまとめています。チーム状況や選手の調子の波を把握していれば、視聴者をより惹きつけることができるはずですから。

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VISIONS

放送席で思わず目頭が熱くなるような思い

2017年に井口資仁選手(当時)の福岡でのラストゲームを放送しました。ホークスの先発は和田毅投手。2000年代のホークス黄金期を支えた両選手の最後の対戦でした。最後の勝負はすべてストレート。結果は大きなライトフライでしたが、その帰り際、和田投手が井口選手に一礼、井口選手は和田投手のお尻をポンと叩いて、それぞれのベンチへ帰っていきました。時間にすればほんの数分間。でも、その時間の中に2人の歴史が凝縮されている気がしました。一時代を築いた名選手の最後の雄姿を実況でき、放送席で喋りながらウルッときてしまいました。

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PRIVATE

 

オフも一生懸命だから、仕事にも張りが出る

学生時代は体育会のバドミントン部で1日6時間、週5回の練習をしていました。社会人になり、慣れない福岡に来てすぐに地元のクラブチームに入り、今もバドミントンをやっています。「仕事以外にも、一生懸命になれるものがあるのはうらやましい」とよく言われますが、自分にとってもオフの時間にバドミントンをしている間は競技に集中できるので、仕事を引きずることがありません。今も週3、4日は練習していますから、仕事のことで気を病むこともないですし、生活に張りが出ます。今の目標は毎年11月に行われる全日本シニアという30歳以上の全国大会で優勝すること。これ、誰か番組にしてくれないかなあっていつも思ってるんですけどね(笑)。いまだ声はかかりません!

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バドミントンの九州大会で優勝した時の写真。

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飲み会ではいつも盛り上げ役。

SCHEDULE

ある1日の流れ

SCHEDULESCHEDULE