2016年2月14日(日) ♯11 「消えた試作品」 ♯12 「真実を知った女」

画期的な次世代ナノテクノロジーが間もなく完成しようとしている。しかし莫大な開発費用を援助してきたカン産業は、技術を軍事利用して新兵器を開発し、更なる巨万の富を得ようとしていた。開発者のカーソンは、たったひとつの試作品を守るためにある方法を思いつく。それは、試作品であるマイクロチップ入りのカプセルをフランク自身に撃ち込み、安全な場所まで運ばせる、というとんでもない方法だった。しかも12時間以内に指定の場所に届けられなければ、カプセルから毒が溶けて死に至るという―。果たしてフランクの運命は?

今回の依頼品はジェットという女。しかし、彼女を指定の場所まで送り届けた矢先、ギャングの襲撃に遭い依頼人は殺されてしまう。ジェットは天才ハッカーで、フランス国内情報中央局の機密システム内に侵入した際に、ある極秘情報を知ってしまったという。その頃、何者かがカーラを人質にとり、フランクにジェットとの身柄交換を迫る。そして時を同じくして、謎の男とコンタクトをとるジュリエットの姿があった―。
 


2016年2月7日(日) ♯9 「復讐の炎」 ♯10 「すり替えられた名画」

フランクはデリバリー先であるパリへと向かうが、テロへの警戒強化のため街の至る所で検問が行われていた。荷物を怪しまれたため、やむなく検問を強行突破したフランク。依頼品を無事に届けたものの、テロリストの容疑をかけられてしまう。一方、届いた依頼品を前に決意の表情を浮かべる男・ガッサムの姿があった。中東からの移民である彼は、ある事件がきっかけで死んでしまった弟の仇をうつため、爆弾テロを起こそうと画策していた―。

ベルリンのとあるギャラリーで依頼品を受け取ったフランク。その中身は、カミーユ・ピサロという芸術家による絵画だった。四季をテーマに描かれた4枚が存在し、1枚2000万ユーロ以上する代物だ。しかも4枚全てが揃えばその価値は5倍以上に膨れ上がるといわれており、依頼人のカイバーは血眼になって絵画を探し回っていた。時を同じくして、その絵画を狙う女の姿があった。彼女はピサロの子孫だといい、戦時中に奪われた絵画を取り戻そうと画策していた。しかし、フランクが運んでいる絵画は贋作であることが判明し―。
 


2016年1月31日(日) ♯7 「冷たい手」 ♯8 「プロの誇り」

トロントの建設業界の大物から依頼が舞い込んだ。しかし荷物の受け渡し場所が突然変更したり、約束の時間を越えても誰も現われなかったりと、スムーズに仕事が進まない。それどころかフランクは突然濡れ衣を着せられ逮捕、刑務所送りとなってしまう。いつの間にか罠にハメられていたと激昂するフランクだが、その裏には土地開発をめぐる血なまぐさい争いが絡んでいた―。

指定された時間までに100万ユーロをマルセイユに運んでくれと依頼が入る。だが、フランクの他に同じ依頼を受けた人物が2人いた。彼らの職業も運び屋だ。目的地に一番先に到着した者には、更なる報酬と今後の仕事の契約を保証するという。最速最強の運び屋は一体だれなのか?トランスポーター同士の戦いの幕がいま切って落とされた!
 


2016年1月24日(日) ♯5 「盲目の友人」 ♯6 「ブラッド・ダイヤモンド」

依頼を受け、米フィラデルフィアへと飛んだフランク。受け渡し場所に現れたのは古くからの盲目の友人、ジャック・パーキンスだった。CIAエージェントであるジャックは、スパイ容疑をかけられ、今は仲間たちから追われる身となっていた。彼が助かる方法はただ1つ、全機密情報の入ったハードディスクを探し出し無実を証明するしかない。CIAを相手に、フランクとジャックはハードディスクを奪取し、本当のスパイを探し出せるのか?


トロントにある世界的に有名な警備会社。そこにある厳重警備された金庫から荷物を運び出してほしいと依頼が舞い込む。受け取った品は一見ただの金属の塊にしかみえないが、実は内部に資産家オサリヴァンに関する特大スクープが隠されていた。一方、スキャンダル発覚の恐れに気付いたオサリヴァンは、情報を揉み消そうとフランクのもとに多数の刺客を送り込む―。
 


2016年1月17日(日) ♯3 「未来のエンジン」 ♯4 「盗まれた心臓」

自動車の燃費効率を大きく向上することの出来る画期的なシステムが発明された。開発者の娘・トリーナから、その試作品をパリで開催されるモーターショーまで届けてほしいと依頼されたフランク。しかし、燃料の売上に響くことを恐れた石油会社の社長・ユルゲンは、装置の完成を喜ばしく思っていなかった。装置の発表を阻止しようと暗躍するユルゲン達により、残された試作品はトリーナが持つただ1つだけ。彼らの妨害を無事逃げ切り、果たしてフランクはパリまで依頼品を届けることができるのか!?

瀕死の息子のために臓器ドナーの提供を待ち続けるふたつの家族。そんな彼らの一方に適合ドナーが現れたと知らせが入る。選ばれなかったもう一方の少年の父親は、南フランス最大の犯罪組織のボス・ドラゴだった。その頃、ある病院で依頼品のトランクを受け取ったフランク。中身はなんと少年に移植されるはずの心臓だった。ドラゴはトランスポーターであるフランクを利用して病院から心臓を盗み出そうと画策していた―。
 
 



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