原田治展 「かわいい」の発見 osamu harada Finding “KAWAII”

原田治展 「かわいい」の発見 osamu harada Finding “KAWAII” 2020.9.12(Sat)→10.18(Sun) 9:30~18:00 午前9時30分から午後6時まで(金・土は午後8時まで/最終日は午後5時まで)※最終入室は閉館30分前 福岡アジア美術館 毎週水曜日は休館 一般 1,200円(1,000円)高大 900円 (700円)小中 500円 (300円)※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金

原田治展 よくあるご質問

コロナウイルス対策による入場制限について

70年代後半から90年代にかけ、日本の10代の女の子たちから絶大な人気を集めた“OSAMU GOODS”。「かわいい」という感覚をキーワードにデザインを追求し、自己主張を意識し始めた彼女たちの心に鮮烈な印象を残したイラストレーターが“原田治”でした。彼のデザインの根底には、彼がまだ10代だった50〜60年代に抱いたアメリカ文化への憧れがありました。シンプルな線で描かれたキャラクターは、単に可愛いだけではない抜群のデザインセンスとクオリティを持ち合わせ、瞬く間に10代の女の子たちの必携アイテムとして受け入れられてきました。現在にいたるまで実に約1万種類を超えるグッズが商品化されるなど、日本のキャラクタービジネスの礎となりました。めまぐるしいスピードで移り変わり流行が多様化する世界にあって、有無を言わせぬ“可愛らしさ”と、明快でシンプルなタッチで描かれた原田治のイラストは、圧倒的な存在感と輝きを放ち続けています。惜しくも2016年11月、70歳という生涯を終えましたが、この時代に見いだされ支持され、そしてこれからも人々の生活の中で生き続けるであろう原田治の世界を、世代を超えた皆様にご覧頂きたいと願っています。

ABOUT OSAM 原田治について 原田 治(1946-2016)東京都中央区築地生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。1970年、当時創刊された「an・an」(マガジンハウス)でイラストレーターとしてデビュー。1976年、「マザーグース」を題材にしたオリジナルのキャラクターグッズ『OSAMU GOODS』の制作を開始、女子中高生の間で大人気となる。1984年、ミスタードーナツのプレミアム(景品)にイラストを提供。以降シリーズ化され一世を風靡する。1997年、イラストレーターを養成する「パレットクラブスクール」を、生まれ育った築地に開設。

EXHIBITION 本展示について

ZONE1:HISTORY
ものごころつくと絵ばかり描いていたという治少年は、小学年生の時、自ら希望して絵を習い始めます。先生は、のちに渡米し、アメリカ抽象表現主義の画家の一人となった川端実でした。画家になることを夢見るようになった治でしたが、高校生の時に画家の道を断念。多摩美術大学のデザイン科に進学し、卒業後にニューヨークへ。第1章は、少年時代からニューヨークでのデザイン修行後、雑誌「an・an」でのイラストレーターデビューまで、原田治の辿った軌跡をご紹介します。
ZONE2:WORKS
「あくまで大事なのはテーマや内容にそっていること」と語り、自在に作画スタイルを変えたオールラウンドなイラストレーター原田治。この第2章では、雑誌や装幀の仕事などからそんな職人的姿勢を感じて頂けます。また、移り変わりの激しいコマーシャルの分野で、数10年にわたり、愛されている原田治のキャラクターたちや、自らプロダクトをトータルでデザインした「OSAMU GOODS」の数々も展示します。
ZONE3:JOY
若いころには画家になりたかったという原田治。第3章では、太平洋上の島のアトリエで抽象絵画の制作に打ち込む情熱や、愛する美術家などへの想いを綴ったエッセイなど、イラストレーターとしての顔とは違う原田の作品や、その創作の背景に迫ります。
ZONE4:DUSTY MILLER
「失われた古き良き時代のアメリカ」をデザインコンセプトに据えた「OSAMU GOODS」。第4章では、その発売元である「DUSTY MILLER」が取り扱ったグッズや、原田自身が最も気に入っているキャラクターZAZIE、英国の伝承童謡「マザーグース」がベースとなったOSAMU GOODSのキャラクター達をご紹介します。
EVENTS
「原田治展」平日ご来場者 ポストカードプレゼントのお知らせ!
MEASURES AGAINST COVID-19 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い
本展示では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、関係機関から情報の収集に努めるとともに、対策を行っています。次の症状のある方は入館をお控えください。
	  ・発熱や風邪症状(咳・のどの痛み)などがある方 ・ご体調のすぐれない方
	  ご来館のお客様には、何卒下記お願いをご理解くださいますようお願いいたします。
	  体温をはかる ご来場当日、検温をされていない方は入館前の検温をお願いいたします。
	  咳エチケット マスクの着用をお願いいたします。
	  手洗い・消毒 手指の消毒をお願いいたします。入館後も手洗いをお願いいたします。
	  人と距離をとる 館内では他のお客様と距離を空けてください。(2メートル程度)
	  長時間居ない 展示室内での会話や長時間の滞在はお控えください。
	  入場制限 展示室が混み合わないように入場の制限を行うことがあります。

会期 2020年9月12日(土)~10月18日(日)
	  会場 福岡アジア美術館 企画ギャラリー福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階TEL:092-263-1100 FAX:092-263-1105 
	  開館時間 午前9時30分から午後6時まで(金・土は午後8時まで/最終日は午後5時まで)※最終入室は閉館30分前 
	  休 館 日 毎週水曜日
	  入 場 料 一般1,200円(1,000円)、高大900円(700円)、小中500円(300円)※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証を提示の場合は本人とその介護者1名まで無料
	  チケット販売 チケットぴあ(Pコード 685-334)、ローソンチケット(Lコード 81598)、セブンイレブンほか主要プレイガイドで販売 ※会期中は当日料金での販売となります。

【主  催】 テレQ
	  【後  援】 福岡市・福岡県・福岡市教育委員会・福岡県教育委員会・(公財)福岡市文化芸術振興財団・福岡商工会議所・LOVE FM・FM FUKUOKA・CROSS FM・西日本鉄道・九州旅客鉄道・日本自動車連盟福岡支部・福岡市タクシー協会・日本旅行業協会
    【協  力】 福岡アジア美術館、コージー本舗、トムズボックス、パレットクラブ
    【企画協力】 世田谷文学館
    【企画制作】 コスモマーチャンダイズィング
    【会場設計】 五十嵐 瑠衣
    【アートディレクション】 服部 一成
    【お問合せ】 「原田治展」実行委員会(スリーオクロック内)
    TEL:092-732-1688 ※平日10:00〜18:30 
    ※会期中のお問い合わせは福岡アジア美術館(TEL:092-263-1100)まで

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