書雲観(ソウングァン)の日官(イルグァン)で最高の吉地を見抜く神眼の持ち主であったモク・トンニュンと、王族出身で風水学を教える教授ワン・ヨンジとの間に生まれる。父トンニュンの才能を受け継ぎ、他人の未来を言い当てる名人。
ホン・デボク、イ・ハンベクという偽名を使い分け、母親を捜すために書雲観に入り込む。気力が衰えた高麗(コリョ)に代わり、最高の吉地の主として、イ・ソンゲを迎え入れる。


高麗(コリョ)末期の武官であり、後に朝鮮王朝を建国し、初代王・太祖(テジョ)となる人物。祖先は高麗人だったが北方に逃れ、双城(サンソン)総管府の地で野人の暮らしをしており、その後、高麗に武官として取り立てられる。
部下思いで、神業に近い弓の腕をもつが、遊び人風で体面にはこだわらず、豪放な性格の持ち主。自らの権益に固執する高麗を見限り、モク・チサンの支持を得て自ら王になる道を選ぶ。


書雲観(ソウングァン)の風水学教授ユン・ヒョミョンの娘。自身も書雲観の生徒として風水を学ぶ。好奇心旺盛で慌て者だが、芯の強い女性。
幼なじみのイ・ジョングンから好意を寄せられていたが、風水師の大家イ・ハンベクを騙るモク・チサンと出会い、やがてお互いに想いを寄せ合うようになる。王妃になる運命を持って生まれたが、それを捨てて、愛に生きる決心をする。


高麗(コリョ)の権臣イ・イニムと、その愛人だった国巫(クンム)スリョンゲの間に生まれるが、ワン・ヨンジを母親として育てられる。
自らの出生の秘密を知らずに父の不義を非難し、元(げん)の地に追いやられてしまうが、徳興君(トックングン)の謀反に乗じて帰国する。風水学の知識では誰にも引けを取らないと自負していたが、天性の才能を持ったモク・チサンには敵わず、卑劣な手段で対抗しようとする。


貢女として逃亡中、モク・チサンに助けられ、母親の遺骨を“君主の地”に埋葬するが、その場所をスリョンゲに奪われてしまう。
どん底から這い上がるため、敵のスリョンゲとも手を組んで、恭愍(コンミン)王の側室となり王子を出産するが、それが原因で命を狙われることになる。権力をつかむためにチサンを利用し危機に陥れたほか、権力の座を追われてからも、チサンに対して復讐しようと試みる。


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