2015年11月9日(月)第8話 BLOODLINE 血族の絆

ジュリアは目が銀色になるという症状を残しながらも、ナルヴィクの感染から回復する。 同じ頃ベクターたちがレベルBに現れ、食料を汚染させる。こうして非感染者たちは感染と飢餓の危機にさらされる。 またバリエセロスは研究所から脱出し、アナナのスノーモービルで逃げようとする。だがそこへアナナとサットンの部隊が現れたため、彼女をかばって逃がす。 一方、サットンはジュリアの銀色の目に気づくと彼女を部屋に監禁する。これに対し、ジュリアは通気口に上って追跡をかわす。このとき彼女はベクターたちと遭遇するが、自分を恐れるように去って行く彼らの姿を目撃する。 ジュリアの脱出を知ったアランは、彼女に「ハタケを解放しろ」と伝える。このとき彼は薬品を調合して爆弾を作り、サットンを殺そうとする。 だが計画は失敗する。サットンは軽傷しか負わず、「ピーターを殺されたくなければ出てこい」とアランに要求する。このときサラが大音響発生装置を使って反撃。アランはこの隙に逃げるが、ピーターはベクターたちに連れ去られてしまう。 反撃を受けたサットンたちは、ジュリアを連れて研究所を去ろうとする。だがハタケがサットンを殺害し、アランやダニエルたちがサットンの部隊を拘束。ジュリアは無事に救出される。 一連の騒動が終わり、ダニエルはハタケに「あなたのした行為は許せない」と告げる。するとハタケは「いつか分かってくれるはずだ」と謎めいた言葉を残す。


2015年11月2日(月)第7話 SURVIVOR ZERO 完治者

研究所に突如、武装した集団が現れる。彼らは北極バイオシステムズの親会社、イラリアのメンバーだった。トップのサットンは「事態の収拾に向けて協力したい」と告げる。 アランは、レベルRにいるジュリアを連れ戻して欲しいと伝える。要望を聞いたサットンは準備に入るが、ハタケは密かに危機感を募らせる。 実はサットンは、ハタケと同じく銀色の目を持っていた。また、彼女はハタケがジュリアに大変関心を持っており、何かを計画しているのではないかと睨んでいる。ハタケはサットンのただならぬ雰囲気を察しており、彼女がジュリアに危害を加えることを恐れる。こうしてジュリア奪還の準備が進むなか、ハタケは秘密の階段から彼女の救出に向かう。 間もなくハタケは、レベルRの一室でジュリアと再会する。するとそこには症状の治まった彼女がいる。さらにジュリアの目は銀色に輝いており、この様子を見たハタケは涙を流す。 その頃、サットンたちはレベルRまでジュリアを捜しに行くが、凶暴化するベクターたちになすすべもなく引き上げてくる。 一方、研究所にはアナナとバリエセロスが到着する。ダニエルを一目見たアナナは、生き別れた弟のミクサだと確信して抱きつく。 ダニエルはバリエセロスを拘束し、アナナを拒絶する。だが、しばらくして彼女を監視カメラのない場所に呼び出し話を聞く。そうして、研究所には昔から子供が現れては消えていたことを思い出し、自分は誘拐されたのだと直感する。こうしてダニエルはハタケを拘束する。 間もなく、レベルRから戻ったアランはラボにいるジュリアを発見する。そうして彼女の症状が治まっていることや、彼女の目が銀色に変化していることに気づく。


2015年10月26日(月)第6話 ANIQATIGA 兄妹

バリエセロスが姿を消すなか、アランとサラはウイルスの研究を続ける。すると二人は、ナルヴィクが運搬機構だと突き止める。この結果を聞いたハタケは「ナルヴィクは癌治療のために開発された」と答える。 さらに研究を続けたアランたちは、極度の低温下ではウイルスの働きが弱まることを発見する。こうして彼らは、ピーターの体を冷やすべく冷却療法のプロ、エイドリアン博士を訪ねる。 エイドリアン博士は脱出のさい第一陣に加わるのを条件に、ピーターに最新型の冷却療法を施す。しばらくするとピーターは順応し、目や口を開けるなどの反応を示す。こうしてアランたちは遂にウイルスの治療法のヒントを見つける。 その頃ジュリアは幻覚が激しくなっている。彼女の前には、ピーターや謎の少女が現れ始める。さらに彼女は小屋のような場所で目を覚ます。そこは幼少期、母親に連れられてきたモンタナの家だった。そして目の前には例の少女が座っている。 ジュリアが声を掛けると、少女は「自分の名前はジュリアだ」と告げる。この言葉をきっかけに、ジュリアはその場所がモンタナの家であり、少女が小さい頃の自分だと気づく。 しばらくすると彼女の前にアラン、ハタケ、バリエセロス、ピーター、サラが現れ、不思議な食事会が始まる。このときピーターは「全ては君のためだった」と謎の言葉を告げる。間もなくジュリアはアランに促され、七面鳥を切り分ける。すると七面鳥の中から黒い粘液が溢れ出す。 一方バリエセロスは、手錠をはめられた状態で目を覚ます。そこはイヌイットの女性アナナの家だった。彼女は「31人の子供たちが誘拐された。北極バイオシステムズの話をしろ」と迫る。その後、バリエセロスは隙を見て逃げ出すが、彼の目の前にダニエルとそっくりの男性トゥルークが現れる。実はトゥルークには双子の兄弟ミクサがいた。 このことを知ったバリエセロスは、ダニエルが幼少期に誘拐されたと確信し「研究所に戻る」とアナナへ伝える。するとアナナは「一緒に行く」と答える。 やがて北極バイオシステムズの上空にヘリコプターが現れる。それを見たハタケは警戒を強める。


2015年10月19日(月)第5話 WHITE ROOM, THE ホワイトルーム

ピーターの意識が戻らない中、アランとデュシャンは治療薬開発のためのヒントを見つける。だが本格的な実験に取り組もうとした矢先、ドリーンが遺体で発見される。この時間帯、ドリーンの居た部屋の監視カメラの映像は消去されている。 間もなくアランは検死解剖を行い、ドリーンの耳たぶ付近に注射針の痕を発見する。これは自然死を装い、ドリーンを殺害した証拠だった。アランはダニエルたちの犯行だと決めつけるが、ダニエルは「なぜバリエセロスを信用するのか」と問いかける。 これで我に帰ったアランは、ダニエルと一緒にバリエセロスの部屋を捜索する。すると室内からはプラスチック爆弾と通信用アンテナ、端末が見つかる。端末にはドリーンの研究データの他「ヴィット博士」と「ホワイトルーム」に関する記述がある。 この直後、ダニエルは研究所を出て、ある場所に向かう。そこには氷上にスイッチがある。彼がスイッチを押すと複数の容器が浮上。その一つには、高齢男性の首が入っている。実はこの首こそ、ヴィット博士だった。 そのとき何者かがダニエルを襲撃する。相手はバリエセロスだった。彼は容器を奪ってその場から立ち去る。さらに彼は、途中で遭遇したアランも襲撃。そうしてヴィット博士の首を持って姿を消す。だがダニエルはバリエセロスに追いつき、彼の腹をアイスピックで刺す。こうしてバリエセロスは重傷を負った状態で雪に放置される。またアランは磁石を頼りに自力で研究所に戻る。 その頃サラはヴァン・アイゲンの看病で疲弊し、彼女自身も腫瘍による激しい頭痛で苦しんでいる。間もなくヴァン・アイゲンは黒い粘液を吐き、自殺を決意する。彼女の苦しみを知ったサラは自殺を幇助する。 一方レベルRではジュリアとジェイが、ハタケと遭遇する。ジュリアはベクターたちの攻撃をかわしつつ、瀕死のハタケを看病する。 やがて一同は反対側のトリアージ室に到着し、ジュリアはハタケの傷を縫合する。このときジェイが不審な言動を取り始める。 実は逃げる途中、ジュリアはジェイとはぐれた瞬間があった。このとき彼女はハタケから娘の話を聞いた。だがジェイは二人の会話の内容を知っていたのだった。 このことからジュリアは、ジェイが感染による幻覚だったと気づく。幻覚のジェイは何故か、ジュリアを「ジュールズ」と読んでいた。この呼び方をするのはアランとジュリアの母親だけだった。


2015年10月12日(月・祝)第4話  SINGLE STRAND 未知なる鎖

レベルRが封鎖され、閉じ込められた所員たちはパニックに陥る。そんな中、マリンたちは空気管理システムを操作し、空中の二酸化炭素量を増やすことで上階の人々と交渉しようと試みる。 これを知ったジュリアは反対するが、マリンたちに部屋を追い出されてしまう。こうして彼女は身の安全を確保するべく廊下を逃げる。すると彼女の前にガスマスクを付けた人物が現れる。この人物はジェイと名乗り、ベクターに襲われるジュリアを助けたり、一緒に食べ物を捜したりする。 間もなく二人は食料の貯蔵棚を見つける。このときジュリアは、すぐ傍の壁に見覚えのあるサインを見つける。それは紛れもなくジュリアの描いたものだった。彼女は昔、研究所に来たことがあったのだ。 その頃、上階では警報が鳴りハタケたちは二酸化炭素量が増えていることに気づく。するとハタケはダニエルを連れて、オフィスに設置された秘密の階段からレベルRに向かう。 マリンたちは、真摯な態度で謝罪するハタケを前に武器を置き、空気管理システムを元に戻す。するとハタケは突如ダニエルの銃を抜き一同を射殺。ダニエルは驚きから言葉が出ない。 同じ頃アランはデュシャンを説得し、ピーターにソドラを投与する。間もなくピーターは意識を取り戻すが、効果は一時的だった。彼は「アランを妬んでいた。またジュリアとは一晩だけではなく、学会などを口実に何度も会っていた」と告白する。これを聞いたアランは「父親の暴力から守ってくれていたのはピーターだ。ずっと傍にいるべきだったのに自分が突き放した。悪いのは自分だ」と後悔を口にする。 一方サラの元にはヴァン・アイゲン博士が訪ねてくる。彼女は汗をかき、見るからに体調が悪そうだ。このときヴァン・アイゲンは検査に疑問を投げかける。 当初、サラは自分の作った検査薬に自信を持っていた。だがヴァン・アイゲンが幻覚を見始めたことから、検査薬の失敗に気づく。サラはアランへ報告しようと立ち上がるが、ヴァン・アイゲンは「あなたに腫瘍があるのは分かっている。口外しない代わりに看病して欲しい」と告げる。 さらにバリエセロスは、ウイルスの秘密に近づくドリーンの注意をそらそうとする。だが彼女は、ウイルスが人間を根本から作り替える何かであることを突き止めてしまう。こうしてバリエセロスはやむなくドリーンを殺害する。



本文はここまでです。
本文を読み返す。ページトップへ戻る。上部メニューへ戻る。