店舗紹介

2011年4月30日

縫山ファーム
野菜をカワイく売る!!福津市「縫山ファーム」ブーケ野菜の仕掛け人!!


JR博多シティ内にオープンした、無農薬・減農薬野菜の店
「ひよこ農園」。
県内複数の心ある生産者から仕入れた
安心安全野菜が並ぶ売場で、ひときわ目立つ一角が。
ブラウンの紙で包み、
紐で束ねたブーケ風のブロッコリやキャベツ、
そしてイタリア語らしきシールが。
何気にカワイイ。
この野菜の出元を訪れてみた。
そこは福津市にある
「縫山ファーム」という減農薬栽培の農家さん。
代表の花田智明さんは、
ドイツで学んだ減農薬農法を地元に持ち帰り、
米や野菜などこだわり野菜を生産・出荷している。

ブーケ野菜の件を尋ねると、包装は知人女性から提案され、
作業もお任せしているという。
バックヤードを覗くと、
そこでは取れたて野菜のラッピングに精を出す、
カワイイの仕掛け人・花田愛さん(32)の姿が。

愛さんは、1年前から平日月〜木に「縫山ファーム」で
イタリア野菜を育てながら、このラッピングをひとりで行っている。
作った野菜を県内複数のイタリアンレストランや
「ひよこ農園」を介して小売店に出荷しているのだ。
手を掛けた分、安売りはなかなか難しい。
そこで、店頭に並ぶ分については、
「お客への贈り物=上質な野菜」という思いで、
ヨーロッパのマルシェをイメージしたラッピングを行い、
特別感を演出したのだという。

「ひよこ農園」によれば、お客の反応も上々。
「店頭でのお客の野菜の扱い方もやけに丁寧になった」そうだ。

ちなみにご主人は、
小倉のイタリアンレストラン「メディーナ」でチーフを務める
イタリア人シェフ。
もちろん店で使うイタリア野菜は、
「縫山ファーム」から仕入れている。
福津市の風土は、ご主人の出身地である
南イタリアによく似ているそうで、イタリア野菜作りも
ご主人の希望で始まったこと。
そもそも80年代のスローフード運動発祥の地は南イタリアだ。

愛さん夫妻と「縫山ファーム」が、
県内のイタリアンレストランに卸すイタリア野菜は20〜25種類。
取り引き先は敢えて広げすぎないようにしつつも、
カワイイ美味しい野菜で福岡のイタリアンを
陰で支える存在になりつつある。



本文はここまでです。
本文を読み返す。ページトップへ戻る。上部メニューへ戻る。