2011年8月13日
トワード物流
「ドライバーに、会社に、地球にやさしい」ドライビング解析システムとは?
【問い合わせ】0952-52-8300
佐賀県に本社を置く「トワード物流」は、
全国にネットワークを持つ運送会社。
冷凍・冷蔵・常温と異なる温度帯の食品を1台で運べる
業界初の保冷運送技術を開発したことでも知られる。
そんな会社が、燃費と安全性向上を目的に独自開発したのが、
「エコサム」と呼ばれるドライビング解析システム。
小さな本体に内蔵されたGPS端末が、
速度変化(ドライバーのアクセリングやブレーキング)を
システムにデータ転送。
運転状況を目に見える波形に表し、指数評価するという。
運転に意識的になることで、事故数は大幅減、
燃費は同社実績で20%も改善されている。
とはいえ、計測される側は窮屈なのでは?と思いきや、
社内ではゲーム感覚(トップには月1回の賞金あり)で
ポイントを競い合い、プロのドライバー魂(?)をかき立てるという
予想以上の効果を生んでいた。
燃費向上・事故減を目指す他の企業や
「車の乗り心地」を可視化したいという
タクシー会社からの問い合わせが相次いでいるが、
問題は価格面。
トワード物流は、まずは普及させ価格を下げようと、
システムの販売よりも月1000円でのリース事業に力を入れていて
現在、全国で80社に導入されているという。
(佐賀)