2012年8月4日
あじやエンタープライズ株式会社
福岡市西区福重1−1−39
【格安オフィス弁当で年商10億円】
「お弁当のあじや」は、県内5か所
(福岡市西区福重・板付・久留米・八幡西・小倉南)のエリアで
オフィス弁当デリバリー事業を展開。
1コインで十分にお釣りがくる格安弁当だが、
売り上げは10億円!
秘訣は徹底したコスト管理。
日々、1万1千食以上を製造するため、
ちょっとした分量違いも積み重なれば膨大な損失につながる。
仕入れ・製造・盛り付け、いずれについても緻密な分量管理を
行うことで、限りなくロスを減らしている。
【売り上げを左右するのは、販売員の人間力】
弁当の味そのものにも増して重要なのが、
オフィスを訪問する販売員たちの‘人間力’。
販売員次第で、売れ行きは大きく変わるのだという。
85名いる販売員は、ほとんどが主婦のパート。
朝8時半からお昼の12時まで、オフィス街を訪問してまわる。
多い人で70か所にもなるという。
お昼までの時間との勝負の中、移動は常に小走り。
時間の遅れはお客を逃すことにもつながる。
さらにただ売るだけではない。
お客とのコミュニケーションも売り上げを伸ばす大事な要素。
急かされる時間の中にも、お客との会話は怠らない。
こうした販売員それぞれの努力の結果、
日々、弁当のロス(売れ残り)は1%程度に抑えられているという。
【眠っていた労働力に着目】
多くが主婦の販売員の中には、幼い子供を抱え、
働きたくても職が見つからなかったという
経験を持つ人も少なくない。
そこであじやでは、子供が突発的な病気にかかった際の、
病児保育の費用を会社が負担するなど、
幼い子を持つ母親が働きやすい環境づくりを工夫している。
そして弁当製造工程には中国人留学生を積極採用。
日本語が出来ないという理由でバイト先が見つからなかった
留学生にとって、絶好の働き場となっている。