店舗紹介

2012年11月17日

中華料理 蒲公英(たんぽぽ)

熊本県八代市長田町2829-3
【お問い合わせ】0965-35-4339

【トマト生産全国トップ地域の、意外な発掘資源!】
トマト収穫量全国1位を誇る熊本県(約86.000トン)。
八代市は、その約半数を占めているというトマトの一大産地。
しかし、この地域で長年、見過ごされてきた資源がある。
それは、‘規格外トマト’。
形が整っていないものや亀裂が入ったものなどは商品にならず、
味には何ら問題ないものの、各農家では実ったうちの約10%を、
やむなく廃棄処分にしていた。

市内で26年前から中華料理店「蒲公英」を営む水永さん(57)は、
人口減少が進む八代市をどうにかしたいと、
若者の婚活パーティーを開くなど、
本業とは別に地域活性に取り組んできた。
「何か新しい起爆剤を」と模索していた中、目をつけたのが、
ずっと捨てられ続けていた‘規格外トマト’だった。
中華料理の腕前を活かして生み出したのが、
その名も、「トマトラーメン」。 



【行列必至!新名物‘トマトラーメン’】
地域のトマトを使った試作品が並ぶ品評会では、
「トマトラーメン」が群を抜いて1位を獲得。
手ごたえを覚えた水永さんは、店の新メニューに。
それまで‘味噌ラーメンで行列が出来る店’だった「蒲公英」だが、
トマトラーメンが一番人気メニューに躍り出た。
魅力は、味そのものにも増してヘルシー面も。
健康野菜として最近注目度が高いトマトを、1杯に5個使用。
当初は女性にアピールすると思われたが、
健康を気遣ったサラリーマン層にも、
「毎日食べられるラーメン!」と人気に火がついた。
(1杯495カロリー)

発売から2年間で12万食(店舗&通販商品)が売れ、
まさに八代の新名物誕生! 
手ごたえを覚えた水永さんは、
トマトをピューレ状に加工する工場を自費で設立。
専用スタッフを配置し、農家から規格外トマトを仕入れ、
製品化するまでの仕組みを築き上げた。

トマト栽培を営む岡田農園では、
それまで破棄していた規格外トマトで、
年間10〜20万円の収入が得られるようになり、
喜びを隠しきれない。 
「蒲公英」では、10軒のトマト農園と契約を結び、
生産につなげている。
今年10月からは、「トマトキムチの素」も発売。
日々、規格外トマトを使った新商品開発に取り組んでいる。



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