2015年7月4日
田んぼ作りにGPS?
大規模農業の助っ人現れる!
九州のど真ん中熊本に、農機具メーカー大手ヤンマーの
新たな施設が誕生した。
それが「ヤンマーアグリソリューションセンター」だ。
店頭に展示されておる最新の大型トラクターは、
従来のイメージを一新するオシャレなデザイン。
イタリアの高級車フェラーリのデザインを
手がけた経験を持つ
奥山清行氏の手によるものだ。
「ヤンマーアグリソリューションセンター」では、
大規模農家をサポートする様々なサービスを展開。
そのひとつがサポートカー「ドクター・アグリ」だ。
様々な修理道具と部品を搭載し、
農作業中に故障した場合、直ちに現場に駆けつけ対応する。
農家の作業をできるだけ止めないのがコンセプトだ。
大規模な農業経営を行う「ネットワーク大津」。
コスト削減のため飼料用米の「直播き栽培」に
取り組んでいる。
これをサポートするのもヤンマーの最新トラクター。
GPSによってわずか数センチの高低差を認識し、
田んぼを水平にならしてゆく。
勘と経験に頼っていた作業が、
最新IT技術で誰でも可能になった。
さらにGPSの搭載によって、
トラクターどこで稼働しているかもセンターで把握でき、
活動エリアを逸脱するといち早くキャッチ、盗難防止にも一役買っているという。
大規模化する農業経営を担う農家とそれを支える最新技術。
日本農業の新たな可能性を探る。