旅人の足跡


第49回(08年1月26日OA)
旅先:「鹿児島県 串木野」
旅人:寿一実
今回は寿一実が、徐福の伝説が残る鹿児島県いちき串木野市を旅しました。

まずは串木野漁港を訪ねました。串木野漁港はマグロ漁船の保有数が日本一なんだそうです。しかし、地元への水揚げはされずに全国各所に水揚げされています。そこで串木野漁港ではマグロの町をアピールするためにマグロの缶詰が開発され人気を集めているそうです。

ひとたび航海に出ると2年は戻れないというマグロ遠洋漁業、その現場で漁師さんを束ねる漁労長の川口さんに会いに行きました。人生の半分以上を海で過ごしてきた川口さん、大自然を相手に過酷な環境の中で手に入れた人生の宝物は、人との出会いなんだそうです。

ジャガイモ畑で偶然で出会った家族、強引にお願いしてジャガイモ料理を食べさせていただくことに。突然のお願いにもかかわらず、快く迎えいれてくれたのは親子3人仲良く暮らしている東さん一家。さっそく採れたてのジャガイモを使った料理を頂いた寿さん、家族のぬくもりと優しさに、心温まるひとときでした。

冠岳は不老不死の薬を求め日本にやって来た徐福が冠を捧げた山だといわれています。その中腹にある次郎工房はいちき串木野で唯一の窯元です。西田次郎さんは冠岳に流れる川の名前から花川焼と名付けました。手作りの釜で焼く焼き物は土や水、材料まで地元のものにこだわっています。笑顔になれるような焼き物作りをと土に命を吹き込む西田さんでした。

地元青年会が自分たちだけの焼酎を作りたいと集まり、こだわりの焼酎を造りました。「爆発ねったぼ会」なるのみ会に参加した寿さんみなさんのふるさとを想う気持ちを聞きながらおいしい焼酎をたっぷりごちそうになりました。

今回は、海の宝・山の宝を探す旅となりました。そこには人との出会いがありました。

本文はここまでです。
本文を読み返す。ページトップへ戻る。上部メニューへ戻る。