![]() 第187回(12年12月8日OA)
【八女市・うきは市 旅人:寿一実】
「九州北部豪雨 もう一度会いたい人たち」 今年7月の九州北部豪雨。被害の大きかった八女市やうきは市、この番組で何度も訪れた思い出の場所。今回は、おなじみ寿一実さんが「お世話になった皆さんにもう一度会いたい」・・・、そんな想いで被災地をめぐりました。 まずは、八女市星野村。築255年の杉茅葺き屋根の古民家に住む家族。代々受け継がれてきた田畑が、豪雨ですべて流されていました。家族が撮影した当時の様子など、豪雨の恐ろしさを実感しました。 また、自家菜園で獲れた野菜を売っている「おばしゃんの店」を訪ねると、取材当時、お腹の中にいた赤ちゃんが、すでに2歳に。被害を受けながらも懸命に生活されている姿に、元気をもらった寿さんでした。 続いては、八女市黒木町。お茶の直売店をしている96歳のおばあちゃんのお店へ。お店は水害後に閉められていました。おばあちゃんの家を訪ねてみると、そこには変わらぬ元気な姿がありました。寿さんの突然の訪問にびっくりしながらも、久しぶりの再会を喜んでくれました。笠原地区ではボランティアの方にたくさん助けられたというお話を聞き、ボランティア活動を行う人に会いに行きました。 最後は、うきは市へ。第一回目の放送で訪ねた、日本棚田百選がある葛籠(つづら)地区では、以前訪ねたお宅が土石流に流されていました。大切にしていた思い出の数々をなくしてしまったのが何よりも悔しいというご主人でしたが、それでも前向きに頑張っている姿をみせてくれました。 田篭(たごもり)地区にある日森園山荘(ひもりぞのさんそう)は、放送100回記念で楽しい時間を過ごした場所、今回も地元の皆さんに集まっていただき災害当時の話をいろいろと伺いました。今回の災害で地域の絆を再確認したというみなさんの言葉に、助け合いながら生きることの素晴らしさを感じ、元気をあげに来たつもりが、みなさんから元気をもらってしまった寿さんでした・・・。 訪問先のご案内
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