![]() 第194回(13年2月9日OA)
【福岡市早良区南部 旅人:寿一実】
今回の旅の舞台は、福岡市早良区の南部。早良区は南北に長く、北部の海岸沿いは近代的なオフィスが立ち並ぶ地域ですが、南部は豊かな自然が残りの農業も盛んな地域。 旅の始まりは、地域の農家の皆さんが共同で経営する農産物直売所。地域の露地野菜や加工品が手頃に買えると評判のお店。ここで寿さんが出会ったのは手作りの「よもぎ餅」を持ち込んでいるお母さん。お宅にお伺いして「よもぎ餅」作りを見せていただくことに。 また、この集落には「仙人」と呼ばれる方が50数年前に切り開いた開拓地で一人で生活しており、その畑で作られる白菜は「まぼろしの白菜」と呼ばれるほど味がいいとのこと。仙人の作る白菜と素朴な人柄に寿さんも大感激!この集落は、麓への公共交通機関もなく住民のほとんどが高齢者、しかしみなさんはたくましく元気に明るく暮らしていました。 さらに早良区南部は豊かな水資源を利用した美味しい「麺」どころであると聞き、地域で評判の「うどん」店と、脱サラして生まれ故郷で「そば」店を開く家族にお話を伺いました。地域の自然が育む食文化の奥深さを感じました。 その他、意外と知られていない早良区に残る「国宝」の梵鐘の音に心癒され、博多人形に心を込める人形師夫婦のお気持ちに触れ、身近な場所にも素晴らしい風土や景色、そして人々の心温まる人情を発見。今回もぶらり歩きの旅を楽しんだ寿さんでした。 訪問先のご案内
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