![]() 第263回(14年9月27日OA)
【長崎県松浦市 旅人:寿一実】
今回の旅の舞台は、長崎県北部・北松浦半島に位置する松浦市。漁業が盛んな松浦市で、まず向かったのは、鷹島。道の駅鷹ら島ではマグロの解体ショーが月に2回行われ、そのあとは即売会も行われています。 寿さんも、解体後のマグロを試食し思わず笑顔がこぼれました。 その解体ショーに使われているマグロが、鷹島で養殖されていることを知り養殖場を訪れました。松浦の海域はマグロ養殖に適していて、程よい水温、餌であるサバが近くで捕れ、さらに運送の便がいいとのこと。マグロは1キロ増やすのに15キロのエサが必要で、エサ代は年間4億5千万もかかるとか・・・。良質のマグロを養殖するためにいろんな工夫を凝らし、今では、高級料亭などに卸しているそうです。 松浦市内でアジの蒲焼丼を発見。これは、6店舗の女将でつくる「まつうら女将の会」のみなさんが考案した料理。実は、松浦魚市場は、アジが全国でも指折りの水揚げ量を誇ります。「なんとかアジで町おこしができないか?」と6人で試行錯誤を重ね、地元産アジを使った「女将のあじの蒲(かば)焼き丼」を開発しました。女将たちは「松浦の魅力を発信する機会にしたい」としている。 最後は、福島町に立ち寄り101歳で詩吟を歌うおばあちゃんに元気を分けてもらいました。また、日本の棚田百選の中でも指折りの棚田との呼び声高い土谷棚田で町おこしに頑張る人々と出会いました。 海の恵みに感謝し地元を愛する温かな方たちとふれあえた旅となりました。 訪問先のご案内
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