![]() 第286回(15年3月21日OA)
【福岡県うきは市 旅人:寿一実】
今回は、おなじみ寿一実さんが福岡県うきは市をめぐりました。 まず、最初に訪れたのは、「筑後吉井おひなさまめぐり」が行われている吉井町地区。白壁の町並みが残っているエリアで多くのお店、家々でおひなさまを飾っています。様々な雛飾りを見た寿さんが最後に出会ったのはお菓子屋さんのご夫婦。こちらのご主人が地元の仲間とおひなさまの季節に店頭で飾り始めたのがきっかけでおひなさまめぐりがはじまり、今では町を上げての一大イベントに成長しました。今でもパワフルなご主人と優しい奥さんの温かな人柄にふれることができました。 さらに、散策を続ける寿さん。今度は、観光会館「土蔵(くら)」へ。観光会館の中では先月から町の若い人中心となってカフェをオープンしました。このカフェをメインで切り盛りしているのが、すぐ近くでカフェを営んでいるご夫婦。2人は北九州市出身でご主人は和菓子屋さん、奥さんは洋菓子屋さんをしていましたが、結婚を機にうきは市に移住しました。名物のどら焼きは、夫婦ふたりの得意分野を活かし、ティラミスやいちご生クリームなどの種類も。これからもうきは市で子どもを育て、新しいことにも挑戦していこうとする夫婦に寿さんも元気をもらいました。 続いて寿さんが向かったのは浮羽町地区。人気の観光地、調音の滝で寿さんが発見したのはなんとチョウザメでした。うきは市では、現在2つのグループが協力しあい9年前からチョウザメの養殖をしています。寿さんが出会った方は3兄弟で水道設備の会社をしており、そのノウハウをいかしてチョウザメの養殖を始めました。しかし、なかなか思うようにいかず何度も挫折がありましたが、あきらめずに続けた結果、昨年うきは市で初めてキャビアがとれました。今年には道の駅でチョウザメ料理の提供も始まりました。少しずつ名物に成長してきているチョウザメ。3兄弟の挑戦はまだまだ続きます。 また、そのほか、無農薬でお茶の栽培を3代に渡り続けるお茶農家、山村留学を受け入れる姫治小学校で仲良く過ごす子どもたちとも出会いました。 今回は、若さとエネルギーで町を盛り上げるたくさんの人たちと出会えた旅となりました。 訪問先のご案内
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