美しく聡明な弘文館の文官キム・ソンヨル(イ・ジュンギ)は、婚礼を間近に控えたある日、朝鮮王朝を牛耳る悪の吸血鬼クィ(イ・スヒョク)の存在を知る。親友のチョンヒョン世子(イ・ヒョヌ)と共に守護鬼のヘソ(ヤン・イクチュン)に会ったソンヨルは、クィと戦うことを決意。ところが、ヘソはクィに殺され、チョンヒョン世子とソンヨルの父、そして婚約者のミョンヒ(キム・ソウン)までもが死に追いやられてしまう。ヘソから守護鬼の力を受け継いだソンヨルは吸血鬼となり、クィを滅ぼす使命を背負って生き続ける。
それから120年後。ソンヨルはクィを倒す秘策が記された『チョンヒョン世子備忘録』を手に入れるため、書籍商人のヤンソン(イ・ユビ)に本探しを依頼。貧しい家計を支えるため男装をして働くヤンソンは、ソンヨルの美しさにすっかり心を奪われる。ソンヨルも明るく健気なヤンソンにしだいに惹かれていくが、愛する女性の血を欲してしまうという吸血鬼の本能に苦悩する。一方、世孫のイ・ユン(チャンミン(東方神起))も旧友に似たヤンソンに興味を持ち、やがて恋心を抱く。王族の身分を隠して遊び人を装うユンは、謀反の罪を着せられて死んだ父、思童世子の復讐を果たす機会を窺っていた。そして、クィはミョンヒに瓜二つのヘリョン(キム・ソウン/2役)を利用し、ソンヨルの命を狙う。4人の男女の運命が絡み合う中、クィを倒す秘策がついに明らかになるが…。


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