2019年10月4日(金)#5「敵か味方か」

ソンヨルは怪文書を回収するが、王室を牛耳る吸血鬼の噂は瞬く間に世間に広まる。クィより先に淫乱書生を探すため、ソンヨルは情報収集を急ぐ。一方、ヤンソンは父の必死の説得に負け、ソンヨルの仕事を断ることを決意する。ユンはひょんなことからヤンソンが女性だと気づくが、素知らぬふりで居酒屋に誘う。ソンヨルの話ばかりするヤンソンを見ながら、ほのかな嫉妬を覚えるユン。その後、酔ったヤンソンの前にソンヨルが現れ…。


2019年10月3日(木)#4「忘れられぬ人」

ミョンヒに瓜二つのヘリョン※を街で見かけ、思わず抱きしめたソンヨル。ヘリョンはそんなソンヨルを平手打ちし、冷たく背を向ける。一方、ヤンソンは本屋の主人と父のチョ・セン※がサドン世子の書籍仲介人として働いていたことを知って驚く。そんな中、ヒョンジョはユンに淫乱書生の追捕を命じ、サドン世子の命日に宴会を開けと指示。ソンヨルは、同じ日に開かれるサドン世子の鎮魂祭で淫乱書生の小説の続編が配布されるという噂を広め…。

※ヘリョン(キム・ソウン/2役)…領議政チェ・チョルジュン(ソン・ジョンハク)の長女。クィの手下となる。
※チョ・セン(チョン・ギュス)…ヤンソンの養父。


2019年10月2日(水)#3「チョンヒョン世子備忘録」

ソンヨルはクィの追跡を振り切り、やっとのことでヤンソンを救出。スヒャン※はクィに匂いを知られたヤンソンを殺そうと提案するが、ソンヨルに戒められる。一方、約束の場所でヤンソンを待ち続けていたユンは、自分を監視する男に気づいて後を追う。そんな中、ヤンソンは無事に目を覚まし、120年前の『吸血鬼伝』を手に入れた本屋にソンヨルを案内。ソンヨルは天真爛漫なヤンソンを見つめながら、ミョンヒとの幸せだった日々を回想する。

※スヒャン(チャン・ヒジン)…妓生。ソンヨルの協力者。ヤンソンを敵視する。


2019年10月1日(火)#2「夜士伝」

120年後。クィを倒す秘策が記された『チョンヒョン世子備忘録』を探すため、書籍商人のヤンソンを呼んだソンヨル。ヤンソンは彼の美しさを絶賛するが、激しい吸血欲求に駆られたソンヨルは逃げるように席を立つ。一方、世孫の身分を隠して春画を描いていたユンは、旧友に似たヤンソンに興味を抱く。そんな中、淫乱書生の小説とユンの父・サドン世子※の死に関する怪文書が出回り、ヒョンジョ※の元にユンの廃位を求める上疏文が殺到する。

※サドン世子(チャン・スンジョ)…ユンの父で、ヒョンジョの息子。10年前にクィに殺された。
※ヒョンジョ(イ・スンジェ)…朝鮮王。ユンの祖父。
 


2019年9月30日(月)#1「黒き衣を継ぐ者」

弘文館※の文官ソンヨルは、親友のチョンヒョン世子※が書いた小説と偶然目撃した後宮の遺体から、宮中に住まう吸血鬼の存在に気づく。朝鮮王朝が200年もの間、悪の吸血鬼クィに支配されてきたと知ったソンヨルは、チョンヒョン世子と力を合わせてクィを退治しようと決意。だが、チョンヒョン世子とソンヨルの父、婚約者のミョンヒ※までもがクィによって死に追いやられ、ソンヨルはクィを倒す使命を背負った吸血鬼として生きることになる。

※弘文館…朝鮮時代、王宮の図書を管理した機関。
※チョンヒョン世子(イ・ヒョヌ)…120年前の世子。ソンヨルの親友。淫乱書生というペンネームで小説を書いている。
※ミョンヒ(キム・ソウン)…ソンヨルの婚約者。

 



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