<チャングムが活躍した中宗の時代、欲望に渦巻く宮廷で陰謀に立ち向かった一人の男がいた―>

韓国時代劇の面白さを知らしめた『宮廷女官チャングムの誓い』。そのチャングムが仕えた王・中宗の時代を舞台に、欲望渦巻く宮廷の陰謀劇と、これに巻き込まれた1人の医官の物語をスリリングに描いたドラマが『天命』だ。物語のキーパーソンは、中宗の3番目の后、文定王后。『チャングム』では聡明な女性として描かれていた王后(=中殿)だが、本作では“実は権力欲が深い悪女だった”という史実に基づき、ストーリーを展開。歴史書にもある文定王后の“皇太子暗殺説”にスポットを当て、彼女が2番目の后の子である皇太子イ・ホの命をあの手この手で狙う様はハラハラもの。王位をめぐる派閥闘争に加え、本作では主人公を“一介の”医官ウォンにし、陰謀の濡れ衣を着せられた彼がイ・ホとともに陰謀を暴いていく展開が面白く、宮廷時代劇の世界に広がりを持たせている点に注目だ。何より“やられたら、やり返す”王后VS皇太子の頭脳戦、医学の知識をもとにした推理劇など、緻密で痛快な陰謀劇は、一度見始めたら止まらなくなる!

<あらすじ>
内医院の医官チェ・ウォンは腕は最高だが、仕事はさぼってばかりでやる気なし。実は、男手ひとつで、娘ランの病気を治そうと奔走していた。ある日、中宗が危篤で、危険な状態に。文定王后とソユン派は世子イ・ホの毒殺を計画し、イ・ホの主治医であるミン・ドセンに毒殺を命ずるが…。その頃イ・ホは、信頼をよせるウォンに東宮殿の担当医官になれと命ずるが、ウォンはそれを無視。そしてランの病気の治療法が書かれた書を手に入れるため禁書庫に侵入するのだが…。


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