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番組審議会議事録

第299回 2021年2月

第299回番組審議会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休会とし、委員からのリポートをもって開催に代えました。

リポート提出:島谷弘幸委員長 並田正一副委員長 異島須賀子委員 田代雅彦委員 谷口雅春委員 堤和彦委員 友池精孝委員 の各氏

審議対象番組:グルメドラフト2020 福岡最強の鍋ベスト5
放送日時:2020年12月27日(日)18:30〜20:30

議事の概要

番組内容

うどんから始まったグルメドラフトシリーズ、第5弾となる今回のテーマは「鍋」。
水炊き、もつ鍋、ふぐちり、アラ鍋など福岡の美味しい鍋が大集合。食レポ自慢のタレントたちが、お薦めの鍋を紹介していき、福岡最強の鍋ベスト5を選びます。

委員の意見

  • ・コロナ禍で存続の危機にある外食業界と外食に行きにくい状況において、自宅でいろいろな鍋料理を(観て)堪能できる番組構成であった。
  • ・今回の鍋特集は、前回のカレー特集にも増して中身が濃く、香りまで漂ってきそうなプロのカメラワーク、食リポの上手いブルーリバーの青木さんや杉山39さんらのトークなどもあって、時間の経過を忘れるほど楽しい番組だった。
  • ・グルメドラフトは、年末年始の休み期間中に家族と見て楽しむことができる良い番組だと思う。鍋という題材も冬時期の定番で身近なものであり、親近感が感じられた。
  • ・「もつ鍋」「水炊き」で争うのかと思いきや、ふぐや鴨鍋などバラエティーに富んだ内容になっている。事前の擦り合わせをどこまでしたのかわからないが、うまく散らしてあった。メジャーな店だけではない選択が、視聴者の共感を得ることにつながっていると思う。
  • ・「もつ鍋チャレンジ」については、工夫の余地が大きい企画であると感じた。過去のカレーやうどん編では大変盛り上がったが、今回は見た目が同じで味の差を感じ取る内容だったので、盛り付けや具材など見た目で判断できず視聴者が回答者と同じ目線で参加することができず盛り上がらなかった
  • ・テーマの鍋は、寒さがこたえた今年の冬には大変ピッタリしたもので、この選択が番組の成功の最大のポイントだったのではないか。特にもつ鍋、水炊きという博多の定番グルメに軸足を置きながらも、幅広く“鍋”の多様性を見せてくれた点は大いに評価できる。
  • ・九州と食文化は、これからも是非、切り口を変えながらもやり続けてほしい。この形式でもスキルアップしながら、人気番組に仕立ててほしい。
  • ・福岡の鍋でありながら、20種類中15種類が福岡市内で、築後地方は0、筑豊地方が1つ、地域・市町村が偏っていたことが残念だった。博多の名物であるもつ鍋、水炊きに偏っているのも気になった。
  • ・水炊きやもつ鍋だけでも番組が成立しそうなのに、「鍋料理」と幅を広げたため『競合』がほとんどなく、ドラフト会議のスリリングな展開が少なかったように思う。1順目は伝統の水炊き、2順目はもつ鍋、3順目以降はノンジャンルといった方法で選択させても面白かったかもしれない。