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番組審議会議事録

第303回 2021年6月24日

出席委員:島谷弘幸委員長 並田正一副委員長 異島須賀子委員 田代雅彦委員 谷口雅春委員 堤和彦委員 友池精孝委員 南谷敦子委員 の各氏

※社側は、平岡取締役社長 以下9名

審議対象番組:テレQ開局30周年記念特別番組『さだまさし「原点」への旅』
放送日時:2021年6月5日(土)16:00〜17:15

議事の概要

番組内容

シンガーソングライターさだまさしさんが“父親以上”と慕う文学界の重鎮の足跡と、幻の俳人が残した十七音の句に秘められた思いをたどったテレQ制作の全国ネット番組です。

委員の意見

  • ・30 周年にさだまさしさんとこの企画を選ばれたのはとてもすばらしいこと。タイトルから見た印象と実際見たものが全然違って、いい意味でだまされた感じがした。歌も十二分に楽しめるいい番組に仕上がっていたように思う。
  • ・こういう番組はぜひテレビ局の役割として要ると思った。滅びゆく昭和を記録保存するというか。そういう番組を余力があればぜひまた作っていただければなと思った。
  • ・叙情的で、全体が余韻を残した文学作品みたいなところがあって、これはこれで高尚なのかなという感じ。30 周年という節目に思い切ってお作りになったという英断、予算も多分ほかの番組より大分かかっていると思うが、それに敬意を表したいと思う。
  • ・題名の「「原点」への旅」ということに引きずられたのか、何を言いたいのかがよく分からなかったというところがある。ただ、いろいろ知らない世界の話が出てきて、この番組で知ることができたのは非常によかった。
  • ・最初のほうは違和感があったが、見終わった後はすごく腑に落ちた、とてもいい番組。放送時間がもったいなかった。ゴールデンとか夜の 10 時台とかに、もっとたくさんの人に見ていただきたかった。
  • ・番組総体の印象としては、テーマの二人の方に焦点を当てて、その周辺も含めて非常に丁寧に取材をされていて、それを効果的につないでいくという形がすごくすっきり入ってくる構成になっていたと思う。
  • ・残念ながらコンサートの音が、本人のボーカルが結構フラットになっていたり、ちょっときつそうなところがあったり、ドキュメンタリーだとなかなか難しいと思うが、音がややチープな感じだったので、そこがもうちょっとすごい音で伝われば、さらに番組自体のメッセージも強く出たのではないか。