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番組審議会議事録
第337回 2024年11月28日
第337回番組審議会は、11月28日(木)にテレQ福岡本社で開催されました。
出席委員:富田淳委員長、谷口雅春副委員長、池内比呂子委員、板垣孝幸委員、伊東知子委員、上野理枝委員、鐘ヶ江理恵委員、藤内響子委員の各氏
※社側は、平岡会長 以下7名
議事の概要
審議対象番組:はてなのてん〜どのラーメンが一番くさいの?〜
放送日時:2024年11月9日(土)18時30分〜18時55分放送分
番組内容
身近にある素朴な疑問、気にも留めなかった些細な疑問を番組が調査。その先にある意外と面白い事実やトリビアを紹介するバラエティ番組。今回のテーマは「一番くさい豚骨ラーメン」。臭ければ臭いほどおいしいと仮定し、調査を進める。
委員の意見
- ・MCの表情がすごく豊かで、いい雰囲気を出していた。番組内容は途中から「ラーメンが臭い」というテーマではなく、警察犬が主役みたいな感じで見てしまった。
- ・臭さの検証に警察犬というアイデアはすごい。MCの「まじ?」というような言葉遣いが気になった。幅広い層をターゲットにするなら言葉遣いを考えた方がいい。
- ・「臭いとおいしいのか」という定義がはっきりと示されておらず、「臭さ」が「おいしさ」につながっているのかどうかが宙ぶらりんになった形で番組が進んだ。優勝者のコメントでも「臭さとおいしさ」がどのように絡んでいるのか分からなかった。
- ・すごく真剣な研究をしそうな雰囲気を出しつつ、「臭さ」を取り上げるというギャップがよかった。25分という長さは軽い気持ちで見るにはちょうどいい。
- ・「どのラーメンが一番臭いの?」というところで止められていて、「臭さ」と「うまさ」が連動するのか、しないのか答えがないままだった。
- ・それぞれのお店が「臭い」をどうやって出したのか、工夫や作り方、苦労みたいなところにもう少し時間を割いて、「臭い」を感じられない視聴者が「本当にこの店って臭そうだな」と思えるような演出があってもよかったのではないか。ラーメンそのものというよりは警察犬の能力に焦点が集まる番組になっていた。
- ・「臭い」はテレビで表現できないので、警察犬が登場したので「なるほど」と思った。そういう伝えられないものをどうやって伝えるか、すごく工夫していると思った。
- ・「臭いがきつい=甘味が出る」など勉強になった。イグノーベル的な番組でツボに嵌った。よく考え抜かれていて、文句なしに楽しめた。