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番組審議会議事録

第340回 2025年3月27日

第340回番組審議会は、3月27日(木)にテレQ福岡本社で開催されました。

出席委員:富田淳委員長、池内比呂子委員、板垣孝幸委員、伊東知子委員、上野理枝委員、鐘ヶ江理恵委員、藤内響子委員の各氏(※谷口雅春副委員長はリポート提出)

※社側は、平岡会長、浅見社長 以下6名

議事の概要

審議対象番組:「ザ・ドキュメンタリー きこえるせかい きこえないせかい」

放送日時:2024年12月30日(月)14時00分〜14時30分放送分

番組内容

“聞こえない”両親から生まれた“聞こえる”幼い3姉妹。「伝えたいことが伝わらない」葛藤を乗り越え、成長する子供たちを追ったドキュメンタリー特番。

委員の意見

  • ・番組の流れが自然で、メッセージを押しつけるのではなく、視聴者の感性に訴える作りで引き込まれた。
  • ・インタビューでよくぞこういう発言を引き出した、というものがあり、取材先への密着度、信頼関係がすばらしいと思った。
  • ・両親がすごく明るい感じで、子供たちが頑張っている姿はすばらしかった。これまで知らなかった情報を教えてもらった。
  • ・子供の言葉で不明確なところがあったので、そういうところにテロップを付けてもらった方が分かりやすい。
  • ・暗くなりがちなテーマの中で、幼い3姉妹の前向きな成長物語として楽しむことができた。この番組を見た聴覚障害者が全体の流れが把握できるように手話や文字情報をいれた方がよかった。
  • ・子供同士のやり取りをもう少し見たかった。3姉妹が子供らしい幸せを感じられているのかが分かればもっとよかった。
  • ・ナレーターの控え目で優しい語り口に大変好感が持てた。全体的に淡々と日常を描くことで様々な問題を浮かび上がらせていた。可能であれば、5年後、10年後にまた同じようなインタビューをしてほしい。非常に大きく心を動かされた番組だった。
  • ・ゴーダ(聞こえない家族)をはじめ、異なった環境が世の中にあることを知らしめることはマスコミを含む公共性を持った団体には必要なことだと感じた。家族が内向きになりそうな環境を打破できたものが何なのか、きっかけを知りたかった。