過酷な運命をも味方につけた、強運の中国史上唯一の女帝。官僚の次女として生まれ、若くして宮廷入りする。絶世の容姿の持ち主で純真な心と勇気を兼ね備え、正義感が強い。皇帝から寵愛を受けるが、妃嬪たちから睨まれ、権力争いに巻き込まれていく。
文武に秀で、300年続く大唐帝国の礎を築いた第2代皇帝。兄弟を犠牲にし、皇帝の座についた。最愛の文徳皇后を亡くしてからは正室に誰も迎えていない。武如意(後の武則天)と出会い、彼女の唯一無二の存在に次第に惹かれていく。
武則天に憧れ、生涯をかけて愛し抜いた第3代皇帝。文徳皇后の第9男。病弱だが健やかな心を持ち、兄たちからも可愛がられた。幼い頃、武如意(後の武則天)に助けられ、勇気を貰ったことがきっかけで親しくなる。後に武則天と結婚する。
静やかな眼差しに熱い衝動を秘めた知性の妃。武如意(後の武則天)と唯一心を交わす大親友として、武如意が窮地に陥るたびに温かく励まし支えている。だが、武如意と同じ人を好きになってからは、愛と友情の間で揺れ想い悩む。
暴虐非道で知略を巡らせ皇后の座を狙う残忍な妃。“四妃”のトップに君臨するが、子宝に恵まれず、性格が歪んでいく。皇帝の寵愛を独り占めするため、敵と見なすものは全て排除しようとする。武如意(後の武則天)の命をことあるごとに狙っている。
本心は愛息にすら明かさない、冷静沈着に大局を見据える聡明な妃。“四妃”の1人で、皇帝との間に第3男である李恪を授かる。韋貴妃とは対立関係にある。病弱だが心は強く、たびたび命を狙われる武則天を守っている。
韋貴妃に生き別れた息子の運命を握られた、薄幸の妃。“四妃”の1人で、皇帝との間に第5男である李祐を授かる。韋貴妃に従うことで、自分の地位と最愛の息子を守ろうとするが、謀反に巻き込まれ不運な運命を辿る。