独孤伽羅(どっこから)は史上初の一夫一婦制を提唱したことで知られる、歴史上有名な隋の初代皇后。本作では、北周から隋、そして唐へと王朝が興亡した時代に、三姉妹の三女である独孤伽羅が、姉や周囲の男たちの策略に翻弄されながらも成長していき、やがて政略結婚した楊堅(ようけん)を隋の皇帝へと押し上げるまでをドラマティックに描いています。

 ヒロイン独孤伽羅を演じるのは、若手女優フー・ビンチン。活気のある少女時代から、賢さと強い根気を持ち合わせた覇気のある皇后になるまでを、多彩な表情で好演しています。政略結婚で結ばれる楊堅(チャン・ダンフォン)との波乱万丈で予測不可能な愛の行方から、目が離せません。

 また、皇后になるために愛した人さえも捨ててしまう、一見冷徹にも見える独孤伽羅の姉・般若(はんじゃく)をカリスマあふれる存在感で演じた台湾出身の人気女優アン・アンと、横暴で恨まれるべき悪役でありながら、一途に般若を想い続け、「史上一番、胸が痛くなる悪役」と呼ばれた宇文護(うぶんご)役のシュー・ジェンシーの2人が、ドラマの陰の主演カップルと言われるなど、サイドストーリーも見逃せません。

 乱世の中、欲望と策略に翻弄されながらも、夫を支え随の初代皇帝へと押し上げた皇后・独孤伽羅を描いた大河ロマンス「独孤伽羅〜皇后の願い〜」、ぜひご覧ください。


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